見出し画像

雨ふりくまの子水たまり

雨である。昨晩からずいぶんと降っている。なんで土日晴れて月曜から雨かなぁ。もっとこう月曜日はテンションが上がる天気でもいいんじゃない?などと考えたところで何も変わりはしないのだけれども。
ぼくは歩き方が非常に悪い。らしい。何をどう直せばいいのかはわからないが、買ったスニーカーの内股側がわりと早い段階で、斜めにすり減り始めるくらいの悪さだ。少しでも斜めにすり減ってしまったらもうそこからは悪化の一途を辿るほかない。靴底のすり減る角度は徐々に鋭利になっていく。結果、一部に穴というか、隙間ができる。雨の日にそんな靴で外を歩くとどうなるか。水たまりに踏み込まずとも、薄く濡れたアスファルトの上を歩くだけで、どんどん浸水が進んでゆくのだ。おかげさまで、たいして雨が降っていない日でも浸水する。正直めちゃめちゃ気持ち悪い。雨の日はスニーカーではなく、長靴を履けばよいのではないか、という意見もごもっともだ。だが、歩き方が非常に悪い故、足首の上が長いブーツや長靴を履くと、高確率で靴擦れを起こすのだ。踵の上もそうだが、足首の横の、少し出っ張っている骨の部分。そこが靴擦れする。痛い。治るのも遅い。出来れば履きたくない。その一心で凍結路面の上でも、基本的にスニーカーだ。まだスニーカーで歩ける路面で良かったなとは思う。北海道の人たちすげぇや。
とまぁそんな感じで、雨の日は大体足元が濡れているのだが今日は特に悪くて。いつもの通り足元が濡れているのはもちろん、通り過ぎた車によってズボンに水をかなりかぶってしまった。張り付いて気持ち悪いし、生地の材質の問題でめちゃめちゃ痒い。やめてくれ。傘から滴り落ちる雨水によってシャツもへばりついてくる。どうして長袖を着たのだぼくは。
随分と雨に対して不平不満を述べているが、雨は嫌いではない。むしろ好きだ。
雨降る日のカフェ。
雨降る日の図書館。
素晴らしいロケーションではないか?
ポロポロと雨粒のような音を奏でるエレクトリックピアノも大好きだ。雨がやってくる前の微かに青臭い雨の匂いも好きだ。だがそれとこれとは別の話というか、なんというか……
つまるところ雨というシチュエーションが好きなのだ。雨という雰囲気が好きなのだ。と、乾かす場所もなく、浸水してきた雨水と湿気によって膨張した靴下を半日履いて、やっぱり気持ち悪いなぁだとか、靴下の替えを持ってくるべきだったなぁだとか考えながら。

追伸
スニーカーのかかとを踏むのはやめておこう。
布が破れて、かかと部分の薄いプラスティックみたいのが折れてむき出しに。歩くたびに刺さる、刺さる。いてぇぇぇぇ!結構いてぇぇぇぇぇぇぇ!!
ということでスニーカーのかかとを踏むのはやめておこう。いや、結構マジで。
あとこの時期になるとカエルがめっちゃ鳴く。びっくりするくらい鳴く。いったい何匹潜んでいるのだろうか。考えるだけで怖いので考えるのはやめておこう。ゲコゲコ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?