縛り手の個性を感じる麻縄の鞣し方5選
みなさんこんにちは、縛師のたかせ秦之助です。
noteの記事をTwitterに投稿する際、「新企画」とつけると結構みてもらえると言いますか、これまで比較的反響が多かったりしてまして。
なので、昨日の記事を投稿するとき、やはり「新企画」をつけたのですが、まぁまぁ滑りました。
#安易さが見抜かれている
#生きるのつらい
そんなことはさておき、先日、縛り手の皆様にアンケートを取らせていただきました。
これはお題が複雑と言いますか、説明がめんどくさいだろうなと思いまして、あんまり集まらないと思ったんです。
でも、意外と初動が良くて、結構集まるかも…!と思ったら、結局あんまり集まりませんでした。
#ぬか喜び怖い
とは言え、いくつかの情報はいただけていまして、そのそれぞれが特徴的と言いますか、全然違うアプローチで面白かったので、紹介をさせていただきたい次第です。
オーソドックスと見せかけて、ふた手間くらい仕込んでいる、MIKITO先生流
詳しくは上記の動画を見ていただきたいんすが、なんか、めっちゃオシャレや…
鞣しの工程としては、比較的オーソドックスな感じなんですが、オリジナルのボディバターを使っているところが、さすがMIKITO先生…!
一般的には、固形の蜜蝋か、蜜蝋クリームを使う人が多いと思うのですが、おそらく硬めの蜜蝋クリーム+香料みたいなイメージなんですかね。
香料入れているあたりがめっちゃオシャレ…
それと、縄尻の処理にも手を抜かないところもすごいなーと。
まじで手間暇かかってるわ…見習います…
一部で話題沸騰の酒仕込みをする、ねこの武器屋流
酒のつけおき…!
いや実は、噂には聞いていたと言いますか、酒につけ置きする人が増えてるなーとは思っていたんです。
ただ、たかせはやったことがないというか、やり方がわからないので試したこともなかったのですが、実際にいるんですよ…!っていう。
匂いがほぼ出ないという、先ほどのMIKITO先生と真逆のアプローチで、あえて香りをつける派と、あえて香り無くす派、面白いですね。
受け手さんのご意見も聞いてみたいところであります。
丁寧さが光るタイプ
擦り鞣して、出てきた毛羽を焼き、煤を拭い、油で保湿し、干してストレスを逃し…を2度繰り返すと。
なんというか、めっちゃ丁寧…!
やり方としては比較的オーソドックスと言いますか、取り立てて珍しい工程などはないものの、丁寧にやれば、これだけでも充分だよねを体現している気がします。
なんというか、人柄感じますわ…
素材で勝負の荒々しいタイプ
これまた前項とは真逆のスタイル。
あれやこれやと手入れをするなんて軟弱か?みたいな声が聞こえてきそうですな。
これはこれで好きな人多いと思うと言いますか、荒々しさを求める方には、むしろこの方がいいのかもとすら思う。
ただ、服とか肌とかを傷つけてしまうこともあるので、衣装を用意しておくとか、その辺りのケアもセットであるといいかなーと思います。
ちなみに補足ですが、鞣すのがめんどくさいからという理由で何もしないのはご法度かと思います。
あえてそうしているのであれば、それはスタイルなのかなーと思ったりする次第です。
あえて縄を重くする、たかせの鞣し方
ちなみにたかせはと言いますと。
元縄はMIKITO先生と同じ縄屋さんの縄です(主に生成り)。
MIKITO先生と同じ理由で煮鞣しはスキップしています。
蜜蝋鞣し(火で炙って縄の内部に溶かし入れる)
煤取り
擦り鞣し(縄の表面を慣らす)
毛羽焼き(擦り鞣しで出てきた毛羽を処理する)
煤取り
油入れ(椿油で保湿)
蜜蝋クリーム鞣し(表面のコーティング)
撚り締め(縄の撚りを揃えるため)
日陰干し(テンションをかけない、煤の臭いを抜く)
みたいな感じです。
蜜蝋をたっぷり入れるし、油も入れるし、ダメ押しで蜜蝋クリームまで塗るので、縄自体が結構重くなります。
個人的に、縄の重量感も受け手さんへの体感に直結すると思っていることと、少し重めの方が縄が暴れにくい(気がする)ので、このようにしています。
まとめ
というわけで、いただいた回答は少なかったものの、びっくりするくらいそれぞれのスタイルが垣間見えて、めちゃ面白い結果になりました。
縄の仕上がりは、縛り手の個性が出るところなので、受け手さんにおかれましては、その辺りにも注目していただくと、また一つ緊縛の楽しみ方が増えるんじゃないかと思いましたとさ。
めでたしめでたし。
#何が
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