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読書記録

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僕が読んだ本の感想や印象的なフレーズが書いてある記事です。
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2022年12月の記事一覧

2022年に読んだ辻村深月さんの本10選

こんにちは☺️ 皆さんにとって2022年はどのような年だったでしょうか? 僕は読書を年間通じて継続でき、今や日常生活の中でなくてはならないものになりつつあります。 そして、何よりも大きかったのは辻村深月さんの本に出会えたこと。 まるで光を照らしてもらったかのように元気をいただき、行動の源泉となったような感じです。 今回は、僕が2022年に読んだ辻村深月さんの本を10冊ご紹介します。 (1~8冊目は、講談社の作品で通称「辻村ワールドすごろく」の中の1冊です) 長編、短

#2『ナナメの夕暮れ』(著:若林正恭)を読んだ感想

普段は小説やビジネス本を読んでいるが、読書をする中では色んなジャンルの本に触れたい思いがある。 そんな中で、まだ読書が趣味と言えるものではなかった4年前に若林正恭さんのエッセイ『社会人大学人見知り学部 卒業見込』を読んでいたのを思い出した。 内容はうっすらとしか覚えていないが読んで良かったとの記憶がある。 「エッセイ本なら若林さん」という僕の中のイメージから、その続編ともいえる『ナナメの夕暮れ』を読んだ。 ページをめくる手が止まらなかった。 あらすじ感想 若林さんが感

#1『冷たい校舎の時は止まる』(著:辻村深月)を読んだ感想

今月、新潟市では記録的な大雪が降った。 降り止まない雪を見ていつも思うのは、同じ場所にいてもまるで別世界にいるかのような雰囲気であること。 そして、どんよりとした気持ちになり、ずっと蓋をしておきたい過去のイヤな出来事を思い出してしまうこと。 そんな大雪の中読んでいたのが、辻村深月さんのデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』 物語の世界とリンクしたかのような降り止まない雪の中で読んだ本は、僕にとって忘れらない本となった。 あらすじ感想上下巻あわせて約1200ページの長編