見出し画像

【freeeつばめの巣 スピンオフ Meet Up Vol.6-マジでわからん!どうしたらいいの? freee会計のインボイス対応】参加レポート

みなさまお疲れ様です、都内のPR会社で二年目経理をしております、サンノと申します。

今回は2023年6月20日に開催された

freeeつばめの巣 スピンオフ Meet Up Vol.6「マジでわからん!どうしたらいいの? freee会計のインボイス対応」@freee本社

に参加しましたので、そちらをレポートしていこうと思います。


【freee つばめの巣】は一言で言うとクラウド会計ソフト freee会計のユーザーコミュニティです。

詳しくは以前こちらでご案内しているので、

ご興味ありましたらご一読くださいませ。


今回はスピンオフです


スピンオフはfreee会計に関してのみではなく周辺システムとの連携などで業務効率をさらにあげていくことを主旨としています。

今回はインボイス対応に関してでfreee会計がメインでした。

スピンオフに関しては以前の記事も併せて参照いただけますとスピンオフこそ自分に必要かもしれない、と言う気づきにつながるかもしれません。

↓からもお読みいただけます。


傾向としては本会より人数が少なめなので試しにオフラインで参加してみようかな、と思うけどいきなり大人数は緊張するなぁ、な方にもスピンオフはおすすめです。



1. 本日の結論


freee会計のPM(プロダクトマネージャー)が直々にインボイス制度関連対応でローンチ予定の新機能について紹介してくれる場でとても神ってました。


余談ですが今回発表いただいたfreee会計のPMは超管理部門人材こと中小企業診断士でした。(このコミュニティまじパンピーおらんのか・・・)

中小企業診断士に関しては前回の記事で触れておりますので詳しくは該当記事を参照くださいませ。↓をクリックでも記事に飛べます。



その場で出てくる鋭めの質問やツッコミにも答えてくれるので後々自分の理解が深まったタイミングやリリースされた機能をfreee会計で見た時に、「あ、コレあれだ、こないだ言ってたやつだ、しかももう修正対応されてる、便利」ってなること請け合いです。

2. ZKB48(税区分48)



2023年10月に開始するインボイス制度への対応として、freee会計APIの仕様変更を予定しています。
その一環として、以下の税区分コード48件を新規に追加します。
新しい税区分は2023年7月より利用いただける予定です。リリースが完了しましたら、別途お知らせをいたします。

freee会計API インボイス制度における税区分追加について(2023年7月予定)より一部引用



 

2023.04.17のfreee Developers Communityのニュースで税区分が48件追加されるというニュースが掲載されました。


これによりfreee会計にログインするだけで会いに行けるZKB48が爆誕したのです。


誰もが信じ崇めてるまさに最強で無敵の税区分



ただでさえ煩雑でミスが許されない経理業務、10月以降作業量が増えるのは必至、しかも困ったことに曖昧な要素を多分に含み、どのくらい作業量が増えてしまうのかさえ見えていない中で、この税区分の追加は控えめに言ってダルいです。


ただし、freeeではそんな我々の思いに応える素敵な先回りを用意してくれていました。

結構色々自動化してくれています


適格請求書かどうかに応じて絞り込まれるので税区分を自分で探す必要はありません、AI時代においては推し(税区分)さえも自分で選ぶ必要はなくなったのです。ちなみに私の推しは重曹ちゃんこと有馬かなです、羽川翼よろしく負けヒロイン大好きです。


ちなみにこの設定は私のレポートの執筆が遅いことが功を奏したのか、すでに実装済みです。


取引日を未来の日付(10月以降)にしてみてください



取引登録の画面で取引日を2023/10/1以降にすると適格請求書等という文言とチェックボックスが現れるのでぜひ試してみてくださいね。



3. AI-OCRによる自動判別


こちらはすでに6月のスピンオフ開催時点で既にリリース済だったOCR機能に関してです。



こちらに関しては個人的に

調べなくていいのめっちゃ便利だしせっかく表示されるなら、この情報を取引先マスタに反映させたいが、その動線が悪いのなんとかならんかなぁ、と思って「このOCR結果を取引先マスタに上手く反映させられません?」と、質問させていただきました。

ちなみに現状で自分の環境下だとグローバルナビ(ホーム 取引 受発注 レポート 決算申告 口座 給与 設定て書いてあるやつ)で設定にカーソルを合わせる

→データ設定の取引先を別タブで開く

→取引先名・ショートカット・取引先コードで検索する

→右端の操作から編集をクリック

→上から3つめの項目-適格請求書発行事業者の 『□ 適格請求書発行事業者に該当する』にチェック

→下に表示される適格請求書発行事業者の登録番号(13桁)のTの横にコピペして存在する番号かチェックを一応押してチェック

→左下に固定表示されている保存をクリック


文字にすると大仰なだけでそこまで大袈裟な作業ではないのですが、取引登録のこの画面から取引先に遷移できるリンクが一つあって、それが別タブで開く仕様になっているだけで結構工程数を省けるので、ぜひ実装いただきたいです。


ちなみにいつかやるかも(意訳)、と言う回答をいただきました。


freeeさんはいつかやるかも(意訳)と言った場合わりかし早く対応をしてくれるケースがあります。


ここで一つ実際に自分が体験したケースをご紹介しておこうと思います。


これは『ディズニーリゾートのアトラクション待ち時間、実際より長めに表示するよねーの法則』と呼ばれる理論にのっとったものですね。




これは名前の通りなのですが、待ち時間の発生が常態化する場面で、待ち時間を事前に表示することで、「いつまで待たすんだよ」のクレームを先読みで無効化、さらに実際の待ち時間よりも長い時間を表示することで、「あれ、180分って書いてあったけど意外と進むね、2時間くらいで乗れそうじゃん、終わったらチュロス食べよ」と得した気分を与えついでにチュロスが売れる、と言う高度なマーケティング理論に沿った法則です。


期間限定のチョコレートチュロスが食べたいです



freeeさんではディズニーと異なり、今無いものを開発する必要があるので、具体的な数値を用いて未来予測をすることはリスクです、そのため開発予定にはある、と言う表現をしますが、言われた側は「されたら儲けもん」くらいに受け取ります。(※言われた側の受け取り方は個人差あります)

それが実際に半年経たずに実装されると、マジか、時期も名言されてないし、いつかされるんかなぁくらいに思ってたのに、年も跨がず実装されたやん、となります(なりました。)


確か新年会くらいのタイミングで取引登録の画面でセグメント1の入力ができないの不便、と言う質問をさせていただき、開発予定にはあるが時期未定です。

と言う回答をいただいていました、それが7月のアプデで実装されていました。遷移数が減ると効率が上がるのでとても助かります。

これは昨年行われたNintendo Switch (ニンテンドースイッチ)にブルートゥースが対応したアプデくらい神アプデと言えます。



4. 内部統制視点で考える「kansapo」×freeeのインボイス対応


続いて内部統制視点でのインボイス対応についてkansapoを提供する税理士法人つばめの河村さんのLTです。



kansapoはfreeeに特化した経営分析・監査対応ツールです。


現状の自分のレベルでは内容をおぼろげに掴むことができず痛恨の極みなのですが、河村さんの発表の後にfreee側での回答があり、freee側である程度カバーしてくれているようなニュアンスだったので、kansapoとfreeeの連携で監査対応は安心、と言う印象を受けました。


1点だけ言えることはfreee会計の取引先マスタの【適格請求書発行事業者】周りの整理を今から進めておくことで今後の業務が円滑に進むのでここの整理をしておきましょう。

と言うメッセージを受け取ったと思っています。


自分は日がな毎日国税庁の公表サイトで法人番号を検索して適格請求書発行事業者の登録番号に打ち込み登録済みだったら上書きする、と言う作業を進めています。

困ったことに取引先マスタが2,000件超あるので泣きそうなことだけがネックです。今だいたい500件終わったくらいのところです。

元々取引先マスタにメールアドレスが全て入っている場合は回収依頼を一括で送ると言う手が最善手だと思います。

その場合freee会計経由で「インボイス取引先管理サービス」(無料)。を利用するのが早いです。

メアドの入力だけなら良いのですが、場合によりメアドの回収から始める必要があり、その場合国税庁のサイトたたいた方が速いとの判断でこれで進めています。

いずれにせよ鬼門はたくさんたくさんいる個人事業主への対応ですね、極一部の方はインボイス登録していたのですが、大多数はこれから or しないだと思うのでこの方達に回収をかけていくのがここから先のハイライトになりそうです。

4. 次回予告


次回は本会です。

<つばめの巣 meet up! vol.9「 どう使っている?freeeタグ 」>

申込フォーム


freee会計特有の機能であるfreeeタグについて、どのように使っているのか、あるいはどういった困りごとがあるのか、など「つばめの巣」みんなでシェアしあいませんか?

今回も実務に根差した様々な情報がたくさんシェアされると思いますので、気軽にオンラインでも是非ふるって「つばめの巣」のmeet up!に参加してもらえると嬉しいです。また、皆さんの日々の悩みを解き放つ場としても是非ご参加いただければと思います!

【開催概要】
日時:2023年7月20日(木)19:00〜21:00
開催形式:オンライン(ZOOM)/オフライン(freee本社@大崎)
<つばめの巣 meet up! vol.9「 どう使っている?freeeタグ 」>

↑是非是非ご参加くださいませ↑


ちなみに自分は

レポート→入金・支払管理→支払管理レポート

一括の振込依頼を作成する際に、タグを一番使用しています。

部門別で振込依頼を作成しており、勘定科目別(その中で大きく原価or費用で区別)で原価→費用の順番で作成、さらに原価は案件別でまとめる、という運用をしています。


また、同一取引先同月複数部門で取引が発生した場合は原則金額が多い部門に寄せるが一部例外あり、というルールがあり、部門でソートしてしまうと漏れる際にメモタグで避難先を作成しておきメモタグで検索して一括で振込依頼を作成するようにしています。


例えば部門名は全部架空ですが営業部・制作部・販売部で別々の振込依頼を作成。


販売部の振込依頼を作成する際、『販売部の取引先の商品』を『営業部案件のイベント』当日に『ノベルティとして配布した』場合の請求は、『販売部の同月の仕入高の方が多い場合』、部門は『営業部』でメモタグに『販売部紐付』などのタグを営業部・販売部どちらの請求にも付与しておき、『販売部の振込依頼』に振り分ける、というように使っています。



そして営業部(制作部もほぼ同じ)の場合は企業Aの展示会事業に関連する請求→企業Cの新店舗オープンの案件に関連する請求→佐川やヤマトの配送費とかアスクルで頼んだ消耗品費とかの費用に関連する請求、の順番で振込依頼を作成します。




現状営業部の場合支払管理レポートでソートする機能が無いので一番多い案件で作成し、銀行のサイトにインポートした後に残りを追加、と言う運用を行なっています。


もし各種タグでソートができその順番で一括振込ファイルを作成することができるととても嬉しいです、作成時に順番を意図的に操作できるかが不明なので実装の可否はわからないのですが、これができるとより一層タグを使い倒せるなぁ、と夢想しています。


販売部でもヤマト運輸はAtoZで後ろの方なのでそのまま取り込むだけでお尻にヤマトさん来ますが、佐川急便は「サ」なので中盤に来てしまうので一括で作成した後に佐川急便を追加している流れです。


本筋から外れますが、皆様がどのように振込依頼を作成しているかも聞いてみたいです。

5. そろそろあなたも参加してみては?


参加し始めた当初に比べるとfreeeの方の関与が増えてきており、ユーザーコミュニティーでありながら開発や提供会社との距離感がとても近い形になっているつばめの巣。参加するなら今ですよ


あーでもないこーでもないを話すけどそれがプロダクトに反映するかはわからない、ではなくとりあえず意見をぶつけてみると、自分のかゆいところが他の人も痒がっていて、じゃあなんとかしましょう、とfreeeの方でなんとかしてくれる、というのは新時代のプロダクト感がとても強いです。


今は卒業(当時は上位10〜15%くらいのプレイヤーでしたw)してしまいましたがロマサガRS(ロマンシング サガ リ・ユニバース)と言うソシャゲで定期的に公式の生放送をYouTubeで開催していて、コメントや実況ツイートの意見を丁寧に拾い、その後の開発に活かす、と言うことをやっていてとても好感を抱きました。


ロマサガRSやfreeeの方のこうした動きを見ていると、LTVを高めていくことが本当に重要なのだということを強く感じます。


freee公式のお知らせで自己完結できる方もいらっしゃると思います、スライドも多く動画に遷移したりとしっかりとケアをしてくれています。


ただ使っていく中でのちょっとした疑問やうちの会社のやり方正解なの?みたいな部分に対しての有効打としては『freeeつばめの巣』はとても有用です。


営利部門では無いと言うこともあってなのか、手の内を晒す事に躊躇がなく、何年も先輩の方の知恵を授かることもできます。

そろそろ誰か経理とか人事とかやらないとだよね、でプレイヤーからスタートアップの一人管理部門に転身したけど、異世界転生したら言葉が通じない状態の方には特に刺さると思います。






税理士さんとか各部門について相談できる人がいるのでなんとなくでもやれるんですが、なんとなくやるより効率良くやれるのは間違いないです。




↓以下より参加の登録を行い次回のmeet upでお会いしましょう。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe0G0zxyDDNKnO4Y6xfFegGYyVehciGU0kHJkNaBXAtErul_w/viewform?usp=send_form


少しでも興味がある方は上記URLより参加登録をしてみてください。
まずはSlackのコミュニティを覗いてみて、さらに興が乗ったらmeet upに参加してみると良いと思います。

セミナーやウェビナーと違って強制的に自分の意見を述べる場を設けているので、アウトプットをすることでの記憶の定着もできます。

最後になりますが、ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

いつかどこかのmeet upでお会いできるのを楽しみにしております。


よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはレポート執筆の参考文献の新聞図書費に当てさせていただきます。