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シャイラ先生の「五禅支を育てる」コース7:出離(離欲) その3、ガイド瞑想

(●はシャイラ先生お話や文献のメモ、*は私のコメントです)
*最終モジュールの途中で、また少し時間があいてしまいました。いったん集中が切れると、ペースを取り戻すのに時間がかかりますね。8月中旬に、某海岸でのリトリートに行けることになりそうなので、そこまでにはこのコースの内容の復習と総まとめをして望めたらいいなと思います。
*今回はガイド瞑想を聞いて、ポイントをまとめていきます。

(すわる姿勢の指示。身体に意識を落ち着ける。)
●座って、呼吸するという経験に注意を向け、集中を高めたいという願いを感じてください。呼吸の全体を知ろうとします。この呼吸を知ることだけで十分だと確信して、呼吸と出会う事に注意を向けます。注意が呼吸にコネクトする感じがある事を確認します。
●そのコネクトのポイントから、呼吸への興味を持続させます。
●呼吸に注意を払うという経験に、喜びを感じる事を許容します。
●呼吸を知るだけで十分だと確信し、呼吸を知り、呼吸に一点集中して興味を持つことで、五禅支の要素が育っていきます。すべてのメンタル要素が、(禅定という)目的に向かって調和的に働くという、賢明な確信を持って、これを行います。
●深い集中を得たい、マインドフルネスを強化したいという願うのならば、呼吸と出会う時に、これらの善いメンタル要素が集まり、支持する力を強めるのです。
●マインドの集中が確かなものになると、マインドがマインドの中に没入するようなことが起こります。没入absorpitionにおいては、経験を求めたり経験に向かったりするのではなく、経験の中にいると感じます。その中に落ち込んで、その中に浸っているのです。
●このとき、何か行為しているという感覚はなくなり、しかし一点への興味の尋と伺の活動は続いています。微細な、崇高なsublime、機敏なalert、深い、休息。マインドには五蓋なく、感覚世界の興奮や気ぞらしからも離れています。
●マインドは広々とした、リラックスした、機敏な、明晰なbright感じを感じています。こうした性質は、チェックに使えます。もし収縮する感じがあれば、呼吸を知るやり方において、広々とした感じを強調するようにしましょう。もし頑張りすぎているならば、リラックスしましょう。明晰さはエネルギーのバランスであり、活き活きとした、明白な、機敏さalertnessです。もし気怠さが出てきたら、機敏さや明晰さの思考が、バランスを取り戻してくれるでしょう。これらは集中したマインドの質なのです。

*これまでのコースの総まとめのような瞑想ガイドだと思います。放棄/出離については特に言及されていませんでした。没入absorptionというのは、おそらく禅定よりも少し広い概念で、禅定と、禅定に向かう集中した心を指すのだと思います。
*没入の4つの質(spacious, relax, alert, bright)のチェックと軌道修正は、役に立ちそうですね。プラユキ師は「グー系の瞑想とパー系の瞑想」という言葉をお使いになりますが、確かにサマタ瞑想は、グーと力を込めて集中する感じでやってしまって、窮屈になりがちでした。
*以前のリトリートでサマタ瞑想に取り組んでいたとき、狭い洞窟を進むような窮屈な感じがデフォルトで、時折偶然にぱっと視界が広がって明るくなるような感じがあるが、それは長続きしない。そんな感じでした。このガイド瞑想でいえば、「エネルギーのバランス」がうまくいってなかったのだと思う。今ならもう少しうまくやれそうな気がします。
*晴れた日に海岸にゆったりと座って、広々として、明るく、体はリラックスして、しかし心は機敏に気づいている。そんなイメージを持っておくのは、一時的な筏として有効かもしれない。

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