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ニューオリンズ・ジャズ&ヘリテージ

今日は雨だし、いつも中途半端に終わっていた掃除に本格的に取り組んだり、飽きたりしています。問題は粗大ゴミですよね。ようやく捨てるものと残すものの分別はできたので、連休が終わったら出しに行かねば。こういうことばかりやっていると、いずれゴミになりそうなものは二度と買わなくなる。きっといいことだと思います。
で、こんな印刷物が出てきました。各ページを細かく見ていると、地元の楽器店やレストラン、ライブハウスなどが出している小さい広告がしみじみいいのです。

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これは毎年4月末〜5月上旬の10日間、ニューオリンズの競馬場で開催される大きなコンサート(僕は日本でのフェスという言葉の使われ方とか、自由なようでいて、実は行動がパターン化された雰囲気が決して好きになれないのでコンサートと呼びますが)のパンフレットで、全100ページにもなる分厚いもの。この頃は、まだデジタル入稿ではないので、ニューオリンズの楽器屋やライブハウスの兄ちゃんが、頑張って作った版下の集大成というおもむき。この手作り感が好きなのです。
広大な会場にはAからKまで11のテントやライブ会場があり、それぞれの会場ではロックやジャズやブルースはもちろん、カントリーやゴスペルやレゲェ、その他カリブの音楽などなど、まったく違うジャンルの音楽を、まるまる10日間聴いて回ることができる。

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この頃、出演者たちは「ルイジアナ・ヘリテージ」とも呼んでいました。スケジュールの空いているミュージシャンは、とにかく集まったという雰囲気。この土地への敬意や、アメリカ音楽の裾野の広さには、ほんとに驚いたもんでした。去年は開催されたようだけど、今年はどうだったんだろう?
このパンフレットは1990年。もう31年も前!の今日、この会場にいたんだな、と。
このパンフレットに出てくる広告の、もっとも大きいスポンサーが表4のフェンダーというのもシブいです。モデルはロバート・クレイ。

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