キモチいいくらい暑いぜ、京都!
あれは何年か前の7月上旬、祇園祭が始まって間もない京都で、タクシーの運転手さんに、「京都の夏と冬、どっちがいいですか?」と聞いたところ、「そりゃぁもう冬がえぇですわ」と、即答された。「冬の寒さは服を着込めばどうにか凌げますが、夏の暑さはこれ以上服は脱げませんし、逃げ場がないですからね」
とは言いながら、どこかこの暑さを楽しんでいる風でもある。この暑さに誇りを持っているというか、暑くない祇園祭なんて祇園祭ではない、とでも言いたげな雰囲気で、いろいろと祭りの謂れを聞かせてくれまし