6弦フレッテッド、決着まであと少し

今日が最後のチャンスでしたので、というのも土曜日のリハーサルの結果を踏まえて、あと一歩のてこ入れが必要となった時に、これは理屈ではそこへ至らないとは思うのだけど、フレッテッドベースと持ち替えでやる、それはフレットレス同様6弦が望ましいという気持ちから、選ぶのに時間を使うのはタイトな日程の中ここまでが精一杯ということでした。なんだ、この文章

私は、私を手なずけるために、本能のまま遠隔地への弾丸ツアーを催し、その結果として進捗がありましたので、その話を少しだけここに披露します。

先日、やっぱりジャズベースを範に取った楽器構造には安心感があるというようなことを書き、音の出方について私的な法則っぽいことを述べました。

ワンピースネック、板目が好き
ボルトオン、あるいはセットネックが好き
できるだけ薄い塗装が好き

このほかに前提として約4kgの軽量級、最大でも18mm、できれば17mm以下の弦間ピッチ、ネックの幅はナットで50mm程度、12フレットで75mm程度、という形状の問題があります。スケールは34インチがいい。これらは弾く前に選別しうる条件です。以前に仕事用の5弦ベースを模索していた時には24フレットはNGというのがありましたが、6弦ではそれは当てはまりません。使用目的が若干違うので。

先の条件は、逆さに言えば
板目>柾目
ワンピースネック>マルチプライネック
ボルトオン/セットネック>スルーネック
ニス/ラッカー極薄フィニッシュまたはオイル>ポリのグロス塗装
というような対立を示唆します。これらは弾いた後に、それが「タイプ」か否かの感想によって得られる経験則、選別の要件となっていたはずでした。

それでAtelierZとかXoticとかT'sに代表される「6弦化したJB」を候補に上げていました。というよりネック幅広、弦間4弦並、テカテカのグロス塗装というNG項目をスルーできる、つまり今まで無視していたものが候補に挙がるパラダイムシフトを予感させるものでした(おおげさ)。その先にある究極の洗練はMTDと思っているのですが、35インチであることだけは軽く見ない方がいいと、かつての自分が口うるさく忠告を挟んできます。高価なだけに痛手が深いです。

その中のどれを選ぶべきか、なんなら今日決着をつけ、ただちに明日からそれを弾きこなす練習に入るくらいの意気込みではあったのですが。さらなる予期しない展開となりました。この続きは本当に決着してからご報告いたします。まだ6:4くらいの4の方は「買わない」設定ですのでどうなるかはわかりません。というわけで予告編はここまで。ありがとうございました

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