幸せのかたち

今は多様性が叫ばれる時代ですが「幸せのかたち」ってまだまだ更新されていない気がします。
私の年齢的に結婚出産をする人が周りに増えてきました。
そうなると親や親戚も「あんたはまだなの？」「いい人いないの？」「子ども産むなら若い方が…」などど言い出します。

結婚出産が「幸せのかたち」という人達がいても全然ＯＫで、頻繁に来る「結婚したよ」「子ども産まれたよ」って連絡にも心から「おめでとう」と返しています。
ただ私の「幸せのかたち」はそこにないだけで。

良くも悪くも「普通」がいいとされてきた国・日本にいる以上避けては通れないのかもしれませんが

「何を幸せだと思うかは人それぞれ。理解できなくていいから否定しないで」

という気持ちになることが増えました。

でも父と母が結婚出産を望んだから私はここにいるわけで……「普通」にそういう道を選んだ2人に私の「幸せ」は共感しにくいものだとも思います。
一生添い遂げたいと思うほど人を好きになれることが羨ましかった時期もありました。
そうやって紆余曲折あり、「私の幸せは結婚出産にはないな」という今の私がいます。
それを声高に宣言したところで微妙な空気が流れるだけで何も解決しないのはよく知っているのでここでしか話しませんが（笑）

私の「幸せのかたち」は他から見ると随分不安定らしいです。
「年取ったら寂しいよ～」とかも言われますがそれもその時にならないと分からないし…。
いつか一緒に居たいなって人に出会えたのなら考えが変わるかもしれません。
けど今は「世間の普通」に合わせるためにその道を選びたいとは思わないですね。

幸せの絶対的定義のようなものもないので難しいところです。