決断が早いひと
友人の名刺をデザインしました。
彼女の決めるのが早いこと早いこと。
大まかに3つの方向性、バリエーションを含めて全部で7案提案。こちらとしては、まず1つの方向にしぼってもらってそれから詰めていく感じで…と考えていたのですが。
彼女は一発で「これ!」と決めてきた。
しかも、いちばんしっくりくるなぁ、というのを見事に選んでくるのです。
何とも小気味いい。
・・・
ところで先日、「動いている庭」という映画を観ました。ジル・クレマンさんというフランス人の庭師のドキュメンタリー。「できるだけあわせて、なるべく逆らわない」。自然がなりたい方向に沿っていくという姿勢で庭造りをされています。パリ市内をはじめフランス各地の公園を手がけ、とても有名でお忙しい方なのだそう。この映画についてはたくさん感じることがあって、それはまた改めて書いてみたいな、と思っています。
監督とお話しする機会があり、「クレマンさん、決断が早いんです」とおっしゃったのが印象的でした。ご自身の庭を案内して周るシーンでは、その足取りは確信に満ちていて迷いがない。「この植物は好きだから残す。それにはこの植物は邪魔になるから取り除く」そういってサクサクと仕事をしていました。
わたしは畑をしていて週末ごとに通っているのですが、自然って一瞬たりとも止まっていない。どんどん、どんどん変わっていく。これをものすごく実感します。だから、どうしたいのか迷っていては何もできないで終わってしまうのです。一瞬一瞬、迷っていないで決めていかないといけない。
冒頭の友人は、自然に近いのだと思います。「これは好き」「この人面白そう」そんな感覚に考えないで乗っていく感じ。軽やかさがある。
だから、おモテになります、男性にも女性にも!(これがいちばん言いたかった!?)
映画「動いている庭」公式サイト
http://garden-in-movement.com
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