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#23 どの国のインフレ率が今高いのか?
おはようございます。人生で初めて40度近い熱を出し先日までぶっ倒れていたすなっちゃんです。4日で体重3kg減りました。
さて、今回お話しするテーマは「どの国が一番インフレ率が高いのか」です。
それではいきましょう。
2022年、インフレはほとんど全ての国で起こっていました。地政学的な緊張感がエネルギー価格を上昇させ、さらに供給サイドが大混乱し、商品価格も上昇しました。
その結果、世界の半分ほどの国が2桁以上のインフレ率を引き起こしてしまったのです。
下のイラストはそれぞれの国のインフレ率を表現しており、一目でいったいどこの国のインフレ率が一番高いのかわかるようになっています。
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このイラストを見ると、ジンバブエが一番インフレ率が高い国で2位がレバノン、3位がベネズエラだということがわかります。1位から20位までのインフレ率ランキングは以下になります。
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国際決済銀行が発表したデータによると、世界の38の中央銀行のうち33の銀行が2022年内に金利を引き上げました。このような調整のための金利引き上げは過去20年間で最大の規模となっており、最低水準の金利だった時代の終わりを示しています。
エネルギー価格の役割
ウクライナとロシア間の戦争により、エネルギー価格が急騰し私たちの暮らしを苦しめています。
2020年10月から、原油、天然ガス、石炭、プロパンで構成されたエネルギー価格指数(Global Energy Price Index)は急激に上昇しています。
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2021年と比較すると、ヨーロッパの天然ガスの価格は約6倍まで上昇しています。さらに過去20年間の平均価格と比べると、ヨーロッパに住む家庭の電気代は約78%、ガス代はなんと144%上昇しています。
液化天然ガスの供給の世界的な競争はまだ続いていることから、まだまだ高い価格を維持する可能性が高いです。エネルギー価格の高い変動性、経済的負担、エネルギーの枯渇なども原因になるでしょう。
高いインフレはいつ終わるのか?
もし歴史通りいくのであれば、価格を下げるのは少なくとも数年はかかります。
例えば1980年に起こったインフレで考えてみます。あの時インフレに最も早く対応し対策を考えインフレと戦ったイタリアでも、1980年に22%だったインフレを4%まで下げるまで6年かかりました。
もし1980年のように進めば、2022年では9.8%だった世界のインフレ率が2%まで下がるには少なくとも3年は必要になるということになります。
11月行われたFOMCでのパウエル氏の発言を聞くと、インフレの先行きは引き続き極めて不透明なのではないかと思います。インフレが実際に鈍化していると安心するためにはさらに多くの証拠が必要になります。
まとめ
今回は世界の国のインフレ率についてみていきました。
ぶっちゃけこのテーマは非常に複雑で、ここ2年間はずっとインフレについて議論されています。なので答えはだれもわかっておらず様々な憶測や意見が飛び交っているのが現状です。
ただ一つ言えるのは、金利が中立金利以下の水準まで落ちるのは中期的には可能性が低いということです。
12月もインフレに関連する重要なデータがいろいろ発表されるので見逃さないようにしましょう。
ありがとうございました。
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