秋たけなわ伊勢原日向で彼岸花の休日 20.09.27 07:20
9月に入って急に冷え込んできた。
特に今日の出発は朝が早いので寒さが骨身・・・うそ・・・肉身に染みる。
温度センサーが普通の人よりも大きいので、寒暖の体感はフルサイズかつ高感度なわけですよ。
しかも、ここのところ雨が多くて、どうも日本の秋って感じがしない。
おかげで暑い暑いと嘆いていた夏が去った途端秋がダッシュでやってきて、それももう過ぎ去ろうとしている気がする。
コロナ禍の2020年。折角なので自然を愛でようと、伊勢原の彼岸花が満開らしいと言うので車を飛ばして見物に。
秋の彼岸の曼珠沙華。
今年は埼玉の巾着田の彼岸花がコロナ禍のため刈とたれてしまって見ることが出来ない。
伊勢原日向も駄目なのかなぁと諦めかけていたら、伊勢原の場合は田園自然群生のためモグラ避けという大切なミッションがあり、中止とか刈り取ったとかそういう体のものではないみたいでありがたい。
そんな伊勢原日向は山の中だ。
大山の裏参道であり、昭和の初期まで浄発願寺という巨大寺院の伽藍が並んでいた。
浄発願寺は江戸時代、殺人と放火以外すべての駆け込み寺だったそうだが、こんな山の中まで逃げる方も追う方も大変だっただろう。昭和の16年に山津波で全山崩壊。歴史は一夜にして泥に沈んだ。
真偽の程は怪しいけれど壬申の乱の大友皇子の墓もある。
そんな歴史の場所であり、本来は門前町として栄えているはずなのに・・・その面影が一切ないのはなぜだろうか?
今では、数えるほどの集落が残る地域。
猫の額ほどの田畑を大切に守っている。
その畦道に咲く彼岸花。
刈り取られた稲とコラボは赤が映える。
秋の里山で見る彼岸花はやっぱり格別だわ。
コロナ禍のためか、例年よりも人出が少なかった気がする。
今回もコロナ禍も悪こことばかりじゃないって思うのは、罰当たりかな。
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