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文化の日は北鎌倉で歴史に浸る 鎌倉五山第四位浄智寺参拝 19.11.03 13:07

文化の日の北鎌倉。円覚寺、建長寺で宝物風入れを見た後は、北鎌倉の駅まで戻る途中に浄智寺に寄ることに。

浄智寺は、鎌倉幕府第5代執権北条時頼の三男である北条宗政が亡くなった折、その菩提を弔うために1281年頃に創建されました。
当時は中国(宋)からの渡来僧も多く、最盛期には七堂伽藍を備え、塔頭も11寺院に達しました。現存する鐘楼門(しょうろうもん)や本堂の様子などより、「宋風」という当時の中国の様式をうかがうことが出来ます。
本尊の木造三世仏座像は神奈川県の重要文化財に指定されています。また「木造地蔵坐像」(国指定重要文化財)や「木造韋駄天立像」(市指定重要文化財)は鎌倉国宝館におさめられています。
境内は国の史跡に指定され、寺域は源氏山ハイキングコースにある天柱峰まで広がっています。その境地は昭和の初めから文化人に好まれ、映画監督小津安二郎、日本画家小倉遊亀などが暮らしていました。境内の墓所には作家澁澤龍彦など、文人たちが眠っています。

Webページより


場所的には建長寺と北鎌倉の駅の中間あたりだろうか、北鎌倉の駅から笑って歩けるのはこのくらいまでかな?今日は建長寺までバスで移動してからの戻りのコース。本当はバスで北鎌倉か鎌倉駅まで乗りたいところだが、行きのバスの遅延に懲りて歩かないと帰れないので仕方がない。

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京都や奈良と違い鎌倉の寺院はこじんまりとしたお寺が多い。
鎌倉五山も第一位の建長寺と第二位の円覚寺はさすがの趣なのだけれども、流石なのはトップツーの寺院で、三位以下となると歴史はあるのだろうがやっぱり寺領も雰囲気も認知度も敵うすべもない。

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そんな鎌倉五山第四位浄智寺参拝。
銭洗い弁天や大仏へと続くハイキングコースの北鎌倉側の入り口が浄智寺から始まる。こちらのハイキングコースも台風の被害で通行止め中。復旧はいつになることか。

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鎌倉十井の一つ甘露の井から味のある石段が山門から唐様式の鐘楼門へと続く。
入山料は200円。割と良心的。

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江戸時代までは七堂伽藍を備えていたらしいが、関東大震災でほぼ全てが倒壊。今の伽藍は昭和に入ってからのもの。
本堂から書院をぐるりと巡る境内構成は谷戸の自然をうまく生かして別世界感を醸している。
本堂の前のイチョウが落葉の頃には美しいのだが、今年は続け様に来た台風のためにだいぶ葉っぱが傷んだり落とされてしまっている。紅葉までは持たないだろうなぁ。

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境内奥にはベビベビベイビーに限らず人気の布袋尊が。
なんとなく、愛らしい表情に浄智寺の懐の深さを感じたりして。
この布袋様は鎌倉七福神の一人なわけで、浄智寺にとってもそういう意味では大切な存在なのです。

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