今年もやっぱり山梨の桜 妖艶、日本最高齢の山高神代桜 20.04.04 10:30
韮崎市のわに塚から北杜市武川町の山高神代桜へ。
福島の三春桜、岐阜の淡墨桜と並ぶ日本三大桜の一本。
日本最古の桜はなんと2000歳のエドヒガンザクラ。
江戸時代のずっと前からエドヒガンサクラ・・・不思議です。
2000歳というのも、去年も2000歳、一昨年も2000歳。
この桜を見始めた数十年前からずっと2000歳。
ある時から時間が止まっている。そんなバカな。
日本武尊が東征の折に植えたと伝わる山高神代桜。
日蓮が衰えを憂いで回復を祈ったところ再生したという伝説もある。
伝説がとめどない。が、その伝説に恥じない妖艶さはさすが日本最高齢の桜。
思わず手を合わせてしまうのは毎年のこと。
ここ数年衰えが激しかたたけれども、幾分持ち直した感じがするのはめでたいこと。
一時はもう後何回この姿を見られるだろうかと本気で心配した時期が有ったから。
ここ数年の感じなら、もう1000年くらいは行けそうな気がする。そうなると自分よりも全然余命が長いわけで、どちらがありがたいのやらわけが解らなくなる。所詮、人一人の人生なんて悲しいけれどもそんな程度のこと。新型コロナだろうがそうでなかろうが、良くて100年がせいぜいなのだから。
とりあえず、今年もこの妖艶な桜を見られたことはありがたい。
来年もまたという目標ができた。その目標を糧に毎年生きていると言ったら言いすぎかな?でも、それだけの価値はある。
今年は、諸々の社会情勢で山高神代の桜まつりが中止になっている。近所の農家の閑散期の駐車場収入が絶たれているのが可愛そう。売店も屋台も一切出ていない・・・ご近所にとっては、もう何十年もこの桜のおかげで潤っていた春が台無しだ。
それでも結構な人出があり沢山の人が桜を愛でているのは、やっぱり妖艶な魅力に引き寄せられているからだろう。
この妖艶さがいつまでも続くよう、少なくても自分が元気で見に来られる間は続いてほしい。また来年を楽しみに。
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