削ぎ落とす
最近、疲れが溜まりすぎていっぱいいっぱいな事が増えています。
ここ数年、娘が午後3時ぐらいに帰って来ていたこともあって1日4~5時間しか働いていませんでした。また、フリーランスの頃は翻訳の仕事が主で、通訳の仕事はたま~に請ける程度でした。そのため、1件の通訳案件にたっぷり時間を割いて準備することも可能でした。
半年ほど前にそのような生ぬるい生活が一変し、縁あってフルタイムの社内通訳者として働くことになりました(このことについては、また後日書きたいと思います)。
フルタイムなので、急に働く時間が倍に増えました。加えて、一日に何本もよくわからない専門用語が飛び交う会議をガンガン同時通訳するようになり、気づかないうちに精神的にも疲れていたようです。フリーランスの頃は同時通訳を一件請け負ったら数日は休みたいと思うほど疲弊していたので、かなり負荷がかかっているのだと思います。加えて、子どもが進学し、親子共に新しい環境に慣れるのにまだまだ精一杯な状況です。
私はもともとインドア派でしたが、ますます自宅に引きこもるようになり、休みの日は動けないほど疲れている日が増えました。
最初は自分が未熟だからいけないんだ、気合いだ!と自分を叱咤激励していました。しかし、ある日朝起きようとしたら猛烈なめまいと耳鳴りに襲われ、このままだとヤバいなとさすがに思うようになりました。
そこで、今の生活で緊急性の低いものは、たとえ将来役に立ちそうなことであっても少しやめてみる、役に立たないことであれば今すぐやめるという方針に変更しました。
これまでは疲れていても通訳の練習をしたり勉強会に出席したりしていましたが、今は休養を最優先しています。もちろん通訳技術はもっともっと磨きたいと思っていますが、心身ともに擦り切れてしまったら元も子もありません。焦りはありますが、自分が疲れすぎないようにすることを考えています。
また、長く続けていた Twitter もアカウントを消去しました。Twitter のアカウントで多くの同業者とも繋がることができ、たくさんの役に立つ情報をもらっていたので自分にとってTwitterはすごく重要なツールでした。
しかし同時に、いろんな方の投稿を目的もなくダラダラ眺めて時間を使うようになってしまったので、思い切って一度アカウント閉じてみることにしました。後悔するかなーと思いましたが、アカウントを削除した後は思いのほか気分が軽くなりました。
さらっと書いていますが、ここに至るまで数ヶ月あるいは年単位の葛藤がありました。何かを始めることよりも、何かをやめることの方が勇気がいる場合もあるんだなと感じています。
たとえ一度離れたことであっても、永遠の別れではないと思うので、また再開する準備が整ったら再チャレンジしてみたいなと思っています。
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