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あるがままに表記するのが正解でしょうね


記事中

「姓→名」が望ましいとする通知は、文化庁が2000年12月に1度出している。

とありました。
そうだったんですね。全く知りませんでした。
まだまだ、移行過程にあるようです。記事を読むと夫々の事情で、進んでいたり、そうでなかったり。。。
中学の教科書とかは、姓+名の順番に既に移行しているようですが、そしたら、記事中にこんなことも。

92カ国・地域の学生が通う立命館アジア太平洋大(大分県別府市)も00年の開学以来、「姓→名」で統一している欧米の留学生であっても、学生証はこの順番だ。

国内では、逆に外国人の姓名の表記順を逆にして対応とは。いやはや。当のご本人たちは、どう感じているのでしょうね。
東南アジアで名刺を貰うと、みなさん自国の順序で堂々と名刺を渡しています。どうして、日本だけ、わざわざ変換しようとするのでしょうかね。

姓+名、名+姓、どちらもその国の様式で、夫々が許容されればいいのにね。

思うにこれは、曖昧な日本の文化が、起因するのではないでしょうか。
日本語は、方向、向きに関して致命的な欠陥を持っています。
もっとも致命的なのは、時間と空間の方向に対して、表現が真逆なことです。空間的に"前"と云うと、前方。進行方向に対して、プラス方向です。また、時間的に"前"と云うと、過去を指し、進行方向に対しては、マイナス方向になります。当たり前ですが、英語文化圏は、これが一致しています。

そもそも、日本語は、上から下、右から左に書く、縦書きが基本であったために左右の方向に対しては、全く基準を持っていないのです。当初は、横書きを進めるに当たって、右から左に書く様式が定めらましたが、そして間もなく、現在の様式に代わることになります。明治の優秀な方々が、新たな時代を築こうと懸命に尽力しても、当初は間違った様式で定めてしまったわけです。

姓名の場合は、順序の問題になるわけですが、横方向には、なんの基準を持たないことが、よほど、日本人には、この手の問題が難しいことのように思えるのでしょうね。

#COMEMO #NIKKEI

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