今は、権力者を欲する時代

こんにちは。
息子が自分の持ってる新幹線のおもちゃを娘にみせびらかして、「○○ちゃんは新幹線ないねー。ごめんねー。買ってもらいー」と言うので笑った。


さて。。。

先日書いた、組織ザバイバルの教科書 韓非子(守屋 淳)の中で、もう一つ気になったことがあります。

それは、
『現代の組織というのは昔に比べてやることがとても複雑になり専門性も高まったためお互いがお互いに依存しないと仕事が進まない状況である。
互いに専門性を背景に依存している依存されている関係なので専門性を背景とした拒否権やネットによる監視環境の整備などによって権力が以前ほどは強い力を発揮できず権力不在への危機感が強まっている。
そのため独裁者と見紛う政治家たちが世界的に支持を集める現象が起こっている。
これは過去にも先例があり、物事が決まりにくい政治状況の中で「超越性」と「普遍不当性」を主張して民衆の支持を集め大きな権力を握ったのがフランスのナポレオンやドゴールである。
権力の強力さゆえに制約を感じると人は自由を欲し、逆に権力の弱さ故に混乱状態が続くと強い権力を欲してしまう。
この狭間で人は歴史的に振り子のように振り続けている。』

この本は2016.8が初版なのですが、この傾向は加速しているのではないかな?と思いました。

みなさんの頭の中にも思い浮かぶ独裁的なリーダーがいるのではないでしょうか?

そして、この間の衆院選で大阪維新の会が躍進した理由も、ガッ!!と決断してくれ、自分たちを何か今までとは違うステージに連れて行ってくれるリーダーを欲してるのかな、と思ったりしました。

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