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1000日チャレンジ 325日目 『メトロポリタン美術館展』

ゴールまで675日

★BMI:23.9

 昨日、六本木の国立新美術館で開催中の「メトロポリタン美術館展」に行ってきました。NYのメトロポリタン美術館が改装中のため、めったに国外に出ない作品など日本初公開46点を含む65点が展示されています。副題は”西洋絵画の500年”。まさに、そのまま西洋絵画史の教科書になりそうな有名ところばかりです。展覧会のリーフレットのリードとして使われているのは、ラトゥールとドガなのですが、カラバッジョ、エル・グレコ、セザンヌにモネなどなど、観ていると頭がクラクラしてきて早足になってしまいました。。。(もったいない。)実はフェルメールも1点きていますが、ほとんど宣伝すらしていない。展示は時代順になっているので、ラトゥールやカラヴァッジョのところは、結構人だかりになっているのですが、皆さん、最後には疲れているのか、ゴッホの果樹園を描いたいい作品の前には誰も立ち止まっていなくて、かえってゆっくり観られるくらいでした。春休みにお子さんと一緒に行かれると、西洋美術の入門にはちょうどよいのではと思います。5月30日まで。

 私は、17世紀バロック期の画家カニャッチという人(今回初めて知りました)の作品とエル・グレコの作品に惹かれました。

★グイド・カニャッチ(Guido Cagnacci);”The Death of Cleopatra”
17世紀バロック期のイタリアの画家。(画像はメトロポリタン美術館公式web siteからOpen Access Policyに従って入手・使用)まさに自殺しようとしているクレオパトラの何とも言えない感情が伝わってくる作品でした。

The Death of Cleopatra

★エル・グレコ(El Greco);”The Adoration of the Shepherds”
16-17世紀ギリシア出身の画家。エル・グレコは大原美術館で初めて見てからのお気に入り。誇張されて引き延ばされたうねったような曲線で構成される人物表現が、神聖なものを表現するのにあっているように思い、装飾性も感じられて、現代的にも感じる。今回のこの絵は、すごく大きな作品というわけではありません(144.5 x 101.3 cm)が、圧倒的な存在感がありました。(画像はメトロポリタン美術館公式web siteからOpen Access Policyに従って入手・使用)

The Adoration of the Shepherds


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