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1000日チャレンジ 417日目 『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』に行ってきた②ベラスケス

ゴールまで583日

★BMI:24.3

★先日、東京都美術館で開催中の『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』に行ってきたので、印象に残った作品を紹介して感想を記しておきたい。
◎展覧会の概要;スコットランド国立美術館は、上質で幅広い、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する美の殿堂です。そんなスコットランドが誇る至宝の中から、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、レノルズ、ルノワール、モネ、ゴーガンなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示します。さらに、同館を特徴づけるイングランドやスコットランド絵画の珠玉の名品も多数出品。それらを西洋美術の流れの中でご紹介します。(美術館公式siteより引用)
開催場所;東京都美術館
開催日程;2022年4月22日(金)~7月3日(日)

◎平日に時間指定券で行ったので、比較的すいていて、ゆっくり好きな絵の前で時間をかけて観ることもできた。そのまま、17世紀以降のヨーロッパ美術史の教科書になりそうなラインナップに圧倒された。今、英語原文で勉強中の『A Degree in a Book: Art History: Everything You Need to Know to Master the Subject - in One Book!』にも登場する絵が、肉眼で見られて、「あーほんもの!」と思わず叫びそうになるくらい。大満足の展覧会だった。その中でも気に入った作品をいくつか紹介しておきたい。

◎『卵を料理する老婆』(17世紀スペインの画家 ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケス(Diego Rodríguez de Silva y Velázque、1599- 1660)が1618年に描いた作品。スコットランド国立美術館蔵。

An Old Woman Cooking Eggs(スコットランド国立美術館蔵)

☆これは教科書で見た時と少し印象が違った絵の一つ。まあ、とにかく近くで見て、「うまいなぁ」「すごいなぁ」「どうやって描いているの」と独り言をつぶやいてしまうくらいの技術の圧倒的な印象を受けた。あまり裕福ではなさそうな2人の日常をこれほどしっかり威厳をもって描いたものは、当時としては珍しかっただろうと思う。鍋のなかで、いままさに茹でられていく卵の白身の固まりかけた様子など、驚くべき描写力。さすが、「画家の中の画家」とよばれる人だと、感動した。

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