1000日チャレンジ 946日目 パルテノン多摩『かけがえのない日々-冷蔵庫のうえの人生-』(観劇記録)
ゴールまで54日
★BMI:22.6
★先日、パルテノン多摩にて『かけがえのない日々-冷蔵庫のうえの人生-』を観たので記録に残しておきたい。
★『かけがえのない日々-冷蔵庫のうえの人生-』
【会期】2023年12月02日 - 03日
【会場】パルテノン多摩小ホール
【企画製作・主催】パルテノン多摩共同事業体
【作】アリス・カイパース
【翻訳】八木明子
【上演台本】山谷典子
【演出】田中麻衣子
【音楽】笠松泰洋
【キャスト】大空ゆうひ 加藤梨里香 (ピアノ演奏:松木詩奈)
(以下、公式web siteから引用)
「感動の約90分! アリス・カイパースの処女作を音楽朗読劇にした
パルテノン多摩シリーズ企画「冷蔵庫のうえの人生」第4弾!
元宝塚歌劇団トップスターで、多彩な舞台で活躍する大空ゆうひ
傑作ミュージカルを中心に舞台で進境する加藤梨里香が母娘役で初共演!
大空ゆうひ本作2016年の日本初演以来7年ぶりの「冷蔵庫のうえの人生」にご期待ください!
シングルマザーで産科医の母と娘クレアの、かけがえのない日々。
多忙な母と多感な娘は日々の暮らしを協力し合い、冷蔵庫の扉の上にメモを貼って連絡し合う。
買物のメモ、お小遣い要求のメモ、食事のメニュー・・・etc. 娘が母に反発する時もありながら、
二人の日常は変わりなく続いていくはずだった・・・が、母は病魔に侵されてしまう。
母の後悔、娘の葛藤、お互いへの愛情が胸に迫りくる感動作。人と人とのつながりの大切さ、家族の絆などを
改めて思い、あたりまえだった事、平穏だった日々は永遠ではない事に想いを深くする珠玉の音楽朗読劇。」
◎感想
”音楽朗読劇”と銘打った公演を観るのは初めてだったので、わくわくして行ったのだが、期待以上、というか、今年の観劇の中でも1,2を争う素敵な劇だった。母と娘が冷蔵庫に貼ったメモを往復書簡というか交換日記のようにして綴られていく物語。やがて病魔に襲われる母は、母として強く生き、でも時には1人の人間として、女としての弱さもさらけ出す、それに戸惑いながらも成長する娘、そしてその物語をピアノの繊細な調べが支えて進んでいく。後半は客席からすすり泣きが聞こえるようになった。俳優2人の声の素晴らしさが、この劇の胆であることは間違いない。歌声もさすが。悲しいお話ではあるのだけれど、観劇後は、胸の奥底が暖かくなった。