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1000日チャレンジ 869日目 『人生を彩る教養が身につく 旅する世界史』(佐藤幸夫著)読了記録

ゴールまで131日

★BMI:23.4

『人生を彩る教養が身につく 旅する世界史』(佐藤幸夫著;KADOKAWA;2023年)
(以下、出版社siteから引用)
「写真で見たことのある「あの場所」に行きたくなる世界史の教養書
観光地を「見る」だけで終わりにしていませんか?
旅先として人気の遺跡たちが見てきた≪歴史の流れ≫や
「絶景」と言われる場所の背景にある≪歴史のダイナミズム≫を知れば
名所を目の前にした時の解像度が上がります。
知識を携え、人生を彩る旅に出かけましょう。
●各国史のなかに観光地がどのように位置づけられるか?
●絶景と言われる場所の背景にどのような歴史があるのか?
●人気の旅先だけど、学校ではあまり習わないあの場所の歴史って?
などを詳らかにしていきます。
(「はじめに」より抜粋)
海外旅行好きの人は、国際交流がうまくできないもどかしさを感じたことがあると思います。しかし、「歴史を勉強しておけばよかった!」とその時は思っても、歴史の分厚い教科書ではなかなか勉強が進まないかもしれません。そこで、「歴史を知ることで旅を豊かなものにしたい」人のために、この本を書きました。
本書は「ただのガイドブック」「ただの世界史の学び直しの本」ではありません。その絶景や建造物が「どのような背景で生まれ、どんな歴史を見てきたのか?」がわかります。それを知り、実際に見たとき、本当の旅の醍醐味を感じることができるでしょう。あなたにとって旅を100倍楽しくするためのパートナーとなるものであると確信しています。」

【感想】著者は予備校(代々木ゼミナール)で世界史を担当する講師。エジプト在住で年に数度の帰国の際に講義動画を撮影しているのだとか。さすが、予備校講師という感じで、とてもコンパクトに各国・地域の歴史をまとめて記載してくれている。例えば、ケルン大聖堂(ドイツ)のところでは、ドイツ統一の歴史が、簡潔に説明されている。さらに、そこに登場する重要な人や出来事などは赤字で記載されていて、巻末にまとめて用語解説までついている。受験生の各国史の仕上げや知識の定着にも使えそうな感じ。
ああ、なりほどこの遺跡はそういう時代のものなのかとか、わかりやすくて楽しい。
本書の「旅する」というのは時空を超えた旅という意味のようで、実際にこの本で、登場する場所にどうやってアクセスするかなど、実用的なことは、書かれていないのでご注意を。全世界を対象としているので仕方ないが、各国ごとの本でそいう情報も簡単に記載しながら、本書と同じような歴史的な解説があるような本ができればいいのになぁと贅沢なことを思った。いや、自分で書けばいいのか。それも夢の一つかな。絵も文章も、世界史の知識ももっと磨いてからだけど。




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