見出し画像

1000日チャレンジ 543日目 練馬美術館「日本の中のマネ展」(2)エドゥアール・マネ『散歩(ガンビー夫人)』

ゴールまで457日

★BMI:23.9

◎練馬美術館で開催中の「日本の中のマネ―出会い、120年のイメージ―」展を観てきたので、概要や感想を記録しておきたい。
◆日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―
◆2022.09.04(日)~ 2022.11.03(木)

エドゥアール・マネ『散歩(ガンビー夫人)』;19世紀フランスの画家・エドゥアール・マネ(Édouard Manet, 1832年1月23日 - 1883年4月30日)が1880年頃に描いた作品。(東京富士美術館所蔵)

散歩(ガンビー夫人)(東京富士美術館所蔵)

◎展覧会では、日本の美術館にあるマネの作品も展示されていた。これぞマネというタッチが見られたのが上の作品。近寄ってみると、かなり荒い筆跡がよくわかる。特に女性の黒い衣装は、大胆にさっさっさっと筆を動かしているように見える。それでいて、少し離れると見事な描写になっている。一見、印象派作品と共通するような画風ではあるが、印象派の筆触分割とは違って、微妙な色合いの異なる緑色を大胆な筆致で重ねていっていることがわかる。とてもいい作品だと思う。
この他、展示されていた版画作品も、絵のうまさが際立っているように思った。

スペインの歌手(ギタレロ)(「マネ、30点のオリジナル・エッチング集」より)(東京富士美術館所蔵)
死せる闘牛士(「マネ、30点のオリジナル・エッチング集」より)(東京富士美術館所蔵)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?