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1000日チャレンジ 276日目 世界史の偉人(85)Margaret Mead

ゴールまで724日

★BMI:24.0

★『シンプルな英語で話す 西洋の天才たち―Western Genius』(ジェームス・M・バーダマン (著), 硲 允 (翻訳), 千田 智美 (翻訳);ジャパンタイムズ;2016年)。

85.Margaret Mead(マーガレット・ミード)20世紀、米国の人類学者。マーガレット・ミードはコロンビア大で人類学を学んだ。彼女の師であるフランツ・ボアズは、ヨーロッパの白人文化を頂点とする考え方に疑問を呈し、人種を文化から分離し、文化は個別に評価すべきとした。彼女はボアズの勧めもあって、アメリカ領サモアでフィールドワークを行い、著名な『サモアの思春期』を書く。この中で、彼女は、人間の発達段階における経験は文化的な期待に影響されるとした。彼女は人間の発達を異文化の視点から分析した初めての人となった。ニューギニアでのフィールドワークでは、社会によって男女の役割が異なることも見出した。彼女は多くのフィルドワークを通して、多様性は障害ではなく資源であることを主張した。彼女は後に、女性の権利から核政策に至るまで幅広い分野での見解を知られる人となった。

anthropology;人類学(the study of the human race, especially of its origins, development, customs, and beliefs)、human race;人類(all people, considered together as a group)、vanish;失われつつある(to disappear suddenly and/or in a way that you cannot explain)、race-based;人種に基づく、adolescent;思春期(a young person who is developing from a child into an adult)、perspective;視点(a particular attitude toward something; a way of thinking about something)、holistic;包括的な(considering a whole thing or being to be more than a collection of parts)、speak out;正々堂々と意見を述べる(to state your opinions publicly, especially in opposition to something and in a way that takes courage)、insist;主張する(to demand that something happens or that someone agrees to do something)、hazard;危険(a thing that can be dangerous or cause damage)

◎ごめんなさい。まったく存じ上げない人です。彼女のフィールドワークを背景とした性道徳に関する著作は、彼女の死後も論争の種となったようで、彼女の調査自体に疑問を呈するような論調もあった。ニューギニアでの女性優位な世界の存在は、当時のウーアンリヴの運動を勇気づけるものにもなったらしい。彼女の調査に対する批判は、フィールドワークの難しさや限界を踏まえたものとは言えないような気もするし、どれだけの調査をしても、普遍的なものを導き出すのは難しい。しかし、白人的な、欧米的な世界観だけしか知らない人々に、異文化を知らしめた意義は大きかったのだろう。


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