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1000日チャレンジ 264日目 世界史の偉人(73)Marie Curie/Maria Skłodowska

ゴールまで736日

★BMI:23.9



★『シンプルな英語で話す 西洋の天才たち―Western Genius』(ジェームス・M・バーダマン (著), 硲 允 (翻訳), 千田 智美 (翻訳);ジャパンタイムズ;2016年)。

73.Marie Curie/Maria Skłodowska(マリー・キュリー/マリア・スクウォドフスカ)19-20世紀、ポーランド出身フランスの科学者。マリー・キュリーは女性が入学できなかったポーランドからソルボンヌ大学に入るためにパリに移った。そこで彼女は対等な共同研究者であり夫であるピエール・キュリーと出会い、物理学と化学の両方のノーベル賞を受賞する最初の科学者となった。彼女は放射線を発する2つの元素の分離に成功した。この発見は、それまで西洋で支配的であった、ニュートン以来の考え方、つまり、すべてのものは原子と呼ばれる固形の物質からできているという”機械論”からの脱却を意味していた。すなわち、原子は固形の物質ではなく、活発な素粒子の塊であることを示していた。彼女の発見は、世界中の科学者の考え方を変えることになった。

jump-start;活性化させる(to put a lot of energy into starting a process or an activity or into making it start more quickly)、coin;(動詞)(新しい言葉を)作る(to invent a new word or phrase that other people then begin to use)、ban;禁止する(to decide or say officially that something is not allowed)、horse-drawn carriage;馬車、refuse;拒む(to say that you will not do something that someone has asked you to do)、pension;年金(an amount of money paid regularly by a company or government to someone who is considered to be too old or too sick to work)、take over;引き継ぐ(to begin to have control of or responsibility for something, especially in place of someone else)、give off;発する(to produce something such as a smell, heat, light, etc.)、astounding;驚異的な(so surprising that it is difficult to believe)

◎キュリー夫人。独創的な研究姿勢を貫き、国籍やジェンダーという大きな壁にも挑み続けた偉大な科学者だと思う。自身は、放射性物質を実験着のポケットに入れて持ち運ぶという、今では考えられないような防護で実験を続けたため、白内障を始めとする多くの放射線障害とみられる病気を発症しながらも、最後まで被ばくによる影響を認めなっかたらしい。彼女が研究をした時代、欧米ではすでに民間の資金援助による研究も進んでおり、放射線研究においても、彼女らの研究は”独走”状態だったわけではなく、競争相手を強く意識しながら主導権争いをする、現在の先端分野研究の競争のひな型となるような厳しい環境にあった。その中での2つのノーベル賞受賞の業績は輝かしい。


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