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1000日チャレンジ 713日目 北斎館「東都遊覧~北斎と巡る江戸の町~」展

ゴールまで287日

★BMI:24.6

◎先日、小布施(長野県)の北斎館で開催中の「東都遊覧~北斎と巡る江戸の町~」展を観てきたので記録しておきたい。
【会期】2023年4月1日(土)~2023年6月11日(日)
【会場】信州小布施北斎館
(以下、オフィシャルサイトより引用)
「西の京都に対し、東に位置する江戸は「東都」とも称され、江戸時代には人口100万人を超える世界でも有数の巨大都市を形成していたことで知られています。およそ260年続いた江戸時代において、後期は特に町人文化が花開き栄えた時代でした。人々は変わりく四季を感じがら各地に点在する名所を巡り、また歌舞伎や相撲などの娯楽を楽しむ日々をおくりました。そしてそれらの様子は今日、浮世絵や書物などを通じて現代に伝わっています。
ある日、そんな町の様子を実際に見たくなったあなたは仏様にお願いをしました。すると眩い光とともに妙見菩薩様が現れ1日だけあたの望みを叶えてくれたうえ、案内人も用意してくれることになりました。どうやら信者の中にちょっと変わり者だが江戸の町をよく知る人物がいるうです。その人物の名は葛飾北斎。江戸時代を代表する浮世絵師であり、現代でも名前が知られる有名人が案内してくれると聞いたあなたはビックリ。ドキドキとワクワクを胸に秘め、あなたは時代を越えて北斎の待つ江戸の町にタイムスリップしたのです。
本展では「冨嶽三十六景」などの版画に描かれる色鮮やか風景や『画本東都遊』などの版本にみられる名所の数々、人々を魅了した歌舞伎役者の姿など、北斎の作品とともに江戸の街並みや人々の生活の様子をご覧いただきます。ツアーガイドを務める北斎と一緒に人々で賑わう江戸の町をどうぞっくりとご見物ください。」

★葛飾北斎『富嶽百景 鳥越の不二』
浅草鳥越の天文台「頒暦所(はんれきじょ)御用屋敷」を描いたもの。富士山を背景に、「渾天儀(こんてんぎ)」で天体観測をしている様子を描いている。

富嶽百景 鳥越の不二

★葛飾北斎『唐土名所之絵』
実際には行ったことのない中国の様子を描いた作品。中国全土を俯瞰で描いている。

唐土名所之絵

★葛飾北斎『桜下太夫立姿』;北斎の肉筆画(コレクション展から)

桜下太夫立姿

★葛飾北斎『東海道旅行』;北斎の肉筆画(コレクション展から)

東海道旅行

◎数年ぶりの北斎館。少し中のレイアウトが替わっているようだった。今回の企画は江戸近辺を描いた作品が主体。行ってもいない中国を詳細に俯瞰で描いたり、浅草などの名所をダイナミックな構図で描いた作品が並んでいた。コレクション展部分では、北斎館の誇る肉筆画が複数展並んでいる。初めて観る作品も多かったが、やはり描諸力と構図がすばらしい、と感じた。北斎が錦絵の代表作を生み出したのは、なんと、70歳を超えてかららしい。そして、多くの肉筆画は80歳を超えてから描いている。小布施とのかかわりも、そのような肉筆画を精力的に描いた晩年のこと。60歳くらいで、老け込んでいる場合ではない!と勇気づけられた。




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