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1000日チャレンジ 157日目
ゴールまで843日
★BMI:24.1
★『ヘミングウェイで学ぶ英文法2』(倉林秀男、今村楯夫著;アスク出版;2019)Chapter 5 "I Guess Everything Reminds You of Something."
『何を見ても何かを思い出す。』
ヘミングウェイの生前には未発表だった作品の一つ。死後、短編集の一編として出版された。息子の書いた物語が学校で賞をとる。その才能を伸ばしたいとあれこれアドバイスをする父。同じように父が始動した射撃の腕前のようには、その後、息子の文才は開花する様子がない。やがて月日が流れ、親子の関係も変化し、7年後、受賞した息子の作品は、ある小説家の小説をそのまま写したものだったことをしる父。といった内容。英語としては、途中、直接話法と間接話法が混じっているようなところはあるものの、比較的読みやすかった。
文法解説は仮定法。"Where would you have known gulls like the one in the story?" いったい、話に出てきたカモメはどこで知ったんだ?⇒もし、知るようなことがあるとしたらどこで知ったの?という感じで、仮定法過去完了を使うことで、控えめな推量の意味を表していると。まあ、仮定法とかって意識しなくてもそんなニュアンスはとれるかな。
正直言って、後味が悪い作品で、あまり読み返して勉強する気にならなかった。特に章末に解説されているヘミングウェイ自身の三男んとの実際の物語を読んでしまうと、この作品は公開すべきものではなかったような気すらする。父親の一方的な思いで、息子の人間性をも否定するようなラストの表現など、はたしてヘミングウェイ自身がこれを完成作として考えていたのかも疑問。なんで、これを教材に選んだろう???ということで、あまりきちんと表現の勉強をせずに読了にしてしまいます。
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