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1000日チャレンジ 583日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(18. Cotton Kingdoms)

ゴールまで417日

★BMI:24.4

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強してみたい。
18. Cotton Kingdoms
(要約)
1812年の米英戦争後、多くのものが新たに北米に入植した。その目的は綿花だった。綿の生産性は、農業機械の発展によって、飛躍的に増大していた。先住民から奪った土地は肥沃な黒土で新たな入植者によってさらに綿花生産は拡大をした。南部では綿花の他に、コメやサトウキビ、麦、麻、タバコなども栽培された。南部では多くの奴隷がいたが、4分の3の白人は奴隷を1人も所有せず、それは一部の大農場主に限られていた。独立戦争以来、北部諸州では奴隷制度廃止の動きが始まっていた。南部でも逃亡奴隷が問題化していた。しかし状況は単純ではなく、奴隷を使って南部で栽培された綿花は北部で加工されていたのだ。北部ではこの工場での労働環境も問題化していた。綿花産業の隆盛は奴隷制度廃止の歩みを遅らせることになった。

canebrake;トウの茂み、cavalcade;騎馬行進、cotton gin;綿繰り機械、flourish;繁栄する、hemp;麻、shimmering;きらめく、quinine;キニーネ(南米原産のキナの木の皮から抽出された、マラリア治療薬)、proclaim;宣言する、公にする、bondage;束縛、whip;むち、compromise;妥協、譲歩、sawdust;おがくず、lumberyard;材木置き場、buzzing;ブンブン(と音を立てる)、rattling;ガタガタ(と音を立てる)、confessed;認められた、grimy;ホコリで覆われた

◎綿花産業の隆盛により、欧州よりも長く米国では奴隷制度が続くことになった経緯がよくわかった。南北戦争前夜の複雑な対立構造については、もう少し他の文献で勉強したい。


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