見出し画像

1000日チャレンジ 699日目 東京都美術館「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」

ゴールまで301日

★BMI:24.5

◎先日、東京都美術館で開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」を観てきたので記録しておきたい。

【会期】2023年1月26日 (木) ~ 4月9日 (日)
【会場】東京都美術館(東京・上野公園)
【主催】公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社、フジテレビジョン
【後援】オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム東京
【協賛】竹中工務店、凸版印刷
【協力】ルフトハンザ カーゴ AG
(以下、オフィシャルサイトより引用)
「エゴン・シーレ(1890-1918)は、世紀末を経て芸術の爛熟期を迎えたウィーンに生き、28年という短い生涯を駆け抜けました。シーレは最年少でウィーンの美術学校に入学するも、保守的な教育に満足せず退学し、若い仲間たちと新たな芸術集団を立ち上げます。しかし、その当時の常識にとらわれない創作活動により逮捕されるなど、生涯は波乱に満ちたものでした。孤独と苦悩を抱えた画家は、ナイーヴな感受性をもって自己を深く洞察し、ときに暴力的なまでの表現で人間の内面や性を生々しく描き出しました。表現性豊かな線描と不安定なフォルム、鮮烈な色彩は、自分は何者かを問い続けた画家の葛藤にも重なります。
本展は、エゴン・シーレ作品の世界有数のコレクションで知られるウィーンのレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、シーレの油彩画、ドローイングなど合わせて50点を通して、画家の生涯と作品を振り返ります。加えて、クリムト、ココシュカ、ゲルストルをはじめとする同時代作家たちの作品もあわせた約120点の作品を紹介します。夭折の天才エゴン・シーレをめぐるウィーン世紀末美術を展観する大規模展です。」

会場撮影スポット
会場撮影スポット

★《モルダウ河畔のクルマウ(小さな街Ⅳ)》(1914年)

《モルダウ河畔のクルマウ(小さな街Ⅳ)》(レオポルド美術館蔵)

◎人物画が目立つシーレだが、風景画の数はかなり多いらしい。この作品はシーレの母親の故郷のチェコの街クルマウを描いたもの。俯瞰的な視点で、街を平面的に描いている。色数も多くどこかファンタジックな感じ。今回の展覧会で、初期作品を観る限り、シーレはデッサン力も高く、この絵はあえて装飾的に風景を再構成しているように思えた。強烈なイメージの人物画の中で、静謐な風景画はシーレの心の奥底の生への思いが感じられて、少しほっとする。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?