見出し画像

1000日チャレンジ 418日目 『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』に行ってきた③ジョシュア・レノルズ

ゴールまで582日

★BMI:24.3

★先日、東京都美術館で開催中の『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』に行ってきたので、印象に残った作品を紹介して感想を記しておきたい。
◎展覧会の概要;スコットランド国立美術館は、上質で幅広い、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する美の殿堂です。そんなスコットランドが誇る至宝の中から、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、レノルズ、ルノワール、モネ、ゴーガンなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示します。さらに、同館を特徴づけるイングランドやスコットランド絵画の珠玉の名品も多数出品。それらを西洋美術の流れの中でご紹介します。(美術館公式siteより引用)
開催場所;東京都美術館
開催日程;2022年4月22日(金)~7月3日(日)

◎平日に時間指定券で行ったので、比較的すいていて、ゆっくり好きな絵の前で時間をかけて観ることもできた。そのまま、17世紀以降のヨーロッパ美術史の教科書になりそうなラインナップに圧倒された。今、英語原文で勉強中の『A Degree in a Book: Art History: Everything You Need to Know to Master the Subject - in One Book!』にも登場する絵が、肉眼で見られて、「あーほんもの!」と思わず叫びそうになるくらい。大満足の展覧会だった。その中でも気に入った作品をいくつか紹介しておきたい。

☆『ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち』(18世紀イギリスの画家 ジョシュア・レノルズ (Sir Joshua Reynolds、1723 - 1792))が1781年に描いた作品。スコットランド国立美術館蔵。

The Ladies Waldegrave(スコットランド国立美術館蔵)

今回の展覧会のメインビジュアルとしてリーフレットや看板、チケットにも使われている作品。イギリスの初代ロイヤル・アカデミー会長であるジョシュア・レノルズの作品である。彼は古典的な様式「グランド・マナー」を描くことに熱心でラファエロのようなものを理想としたようだ。この絵は実在の貴婦人の肖像画であるが、古来からのモチーフである、三美神を意識していると考えられる。彼はイギリスにおける肖像画やそれを描く画家の地位を確立した人物として評価を受けているらしい。
3人の衣服の光沢や質感、肌の色などとても優雅で美しい画面になっていて、見るだけで華やかな雰囲気になる良い絵だと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?