1000日チャレンジ 991日目 上野の森美術館「モネ 連作の情景」
ゴールまで9日
★BMI:22.7
★先日、上野の森美術館で開催中の「モネ 連作の情景」を観たので記録を残しておく。
◎産経新聞創刊90周年・フジテレビ開局65周年事業 モネ 連作の情景
【会期】2023年10月20日(金)~2024年1月28日(日)
【会場】上野の森美術館
【主催】産経新聞社、フジテレビジョン、ソニー・ミュージックエンタテインメント、上野の森美術館
【後援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
【企画】ハタインターナショナル
【特別協賛】にしたんクリニック
【協賛】第一生命グループ、NISSHA
【協力】KLMオランダ航空、日本航空、ルフトハンザ カーゴ AG、ルフトハンザ ドイツ航空、ヤマト運輸
【監修】ベンノ・テンペル(クレラー=ミュラー美術館館長/前デン・ハーグ美術館館長)
【監修協力】マイケル・クラーク(前スコットランド・ナショナル・ギャラリー館長)
【日本側監修】島田紀夫(実践女子大学名誉教授)
(概要)(以下公式web siteからの引用)
「国内外40館以上のクロード・モネ作品を厳選
革新的表現「連作」を生み出した過程に迫る
印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残しました。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、巨匠モネの画業から切り離して語ることはできません。移ろいゆく景色と、その全ての表情を描き留めようとしたモネの時と光に対する探究心が感じられる「連作」は、巨匠モネの画家としての芸術的精神を色濃く映し出していると言えるのかもしれません。
1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、東京と大阪を会場に国内外のモネの代表作60点以上*が一堂に会す本展では、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿ります。また、サロン(官展)を離れ、印象派の旗手として活動を始めるきっかけとなった、日本初公開となる人物画の大作《昼食》を中心に、「印象派以前」の作品もご紹介し、モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追います。展示作品のすべてがモネ作品となる、壮大なモネ芸術の世界をご堪能ください。」
◎クロード・モネ『ウォータールー橋、ロンドン、日没』(1904年:ワシントン・ナショナルギャラリー蔵)
◎クロード・モネ『国会議事堂、バラ色のシンフォニー』(1900年:ポーラ美術館蔵)
◎クロード・モネ『睡蓮の池』(1918年頃:ハッソ・プラットナー・コレクション蔵)
【感想】
覚悟はしていたが、混んでいた。とても混んでいた。60点余りの展示作品全てがモネ。でも混んでいたこともあって、あっという間に観終わってしまって。2,800円。うーん。正直に言うと、モネの作品のある美術館は日本国内にたくさんあるので、その常設展でじっくり数点見たほうがいいかもしれない。とはいえ、今回の展示の中心主題は「連作」。その意味では、積み藁や睡蓮や橋や海岸の崖をモチーフにした”連作”を直接見比べられる機会は貴重だと思った。上の写真一番目の『ウォータールー橋、ロンドン、日没』は、国立西洋美術館にもほぼ同じアングルの作品があるが、今回の展示でも他2作品と並べて展示されていた。時間の移ろいによる光の変化がよくわかった。
2番目の写真は、ポーラ美術館の「国会議事堂、バラ色のシンフォニー」。ポーラ美術館で何度か観たことのある作品。夕陽が逆光になっていて、議事堂シルエットになっちゃっている。なかなかこんな絵を描こうとは思わないだろうな。もう完全にモチーフなんてどうでもよくて、光と色を描きたいんだって言っちゃっている感じ。
3番目の絵は、今回の展示では数少ない睡蓮。晩年に近い時期の作品だけど、もう睡蓮やら水面に映る木々の緑やらが混じり合って、抽象画に近づいている感じすらする。
このほか、撮影はできなかった、積み藁の連作や海岸の崖の連作も、引き寄せられる魅力があった。モネさん、やっぱり偉大な人だ。
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