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先入観とか偏見がない世界で話せる幸せ

昨年から地元の小学校、中学校でカンボジアのお話をする機会をいただいていました。

話の内容は、異文化紹介とわたしの運営する児童養護施設の生活紹介です。

どの学校でも次々と質問が出てチャイムが鳴って終了といううれしい状況。
大人と違って賢そうな質問をしなければという気もなく、聞きたいことを聞いてくれるのがうれしいですよね。
授業後にも近くまで来て、さらに質問してくれる子たちもいました。
そして、丁寧な感想文も後日いただきました。

今日が4つ目の小学校訪問で、そこはわたしの母校でもありました。
ここの卒業生ですと最初に伝えるとちょっと湧いてくれて、話してる最中も思ったことを声に出してくれるので一方的に話すというよりは対話するように進めることができました。

カボチャプリンの作り方を伝えたときやうちの子どもたちが通う小学校の全校生徒数を言ったときは、こちらがうれしくなるほど驚いてくれました。

カンボジア語を話してくださいと言われたので自己紹介したり、最後にお礼を言うときにカンボジア語でありがとう(オークン)と言ったら、誰に促されるわけでもないのに一斉にオークン!と返してくれてびっくりしました。

事前に校長先生から、かなり活発なクラスですとは聞いていたものの、想像以上の反応のよさでした。

世の中のあれこれに疲れた大人の心に清々しい気持ちを与えてくれるのは子どもたちなんやな。

子どもと同じような無邪気な大人、それはそれでちょっと怖い。
でも、子どもを見習うべき点は多い。


40歳になった頃からそろそろ私も世の中に恩返しせんとあかんよな…、いろんな人にお世話になってるしなぁ…と思っていたのですが、最近こうして学校で日本のお子さんたちに話す機会が巡ってきたんです。

でも、いざ話してみたら恩返しどころか普段味わえない気持ちをもらってるじゃないか。

カンボジアに戻る前にまたひとつ幸せな時間がありました。
いつかカンボジアにも遊びに来てもらいたいな。

オークン。

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