後輩を戸惑わせた話
やらかした。
わたしは大学時代に器械体操部のマネージャーをさせてもらっていた。
部の顧問だった先生のとあるお祝いの席にお声がけいただき、出席することになったのが先週のこと。
会場はホテルオークラ神戸。
神戸に向かう途中、仲良しの後輩と大阪駅で待ち合わせて神戸行きの新快速に飛び乗った。
わたしだけ。
飛び乗ると同時に上からロープみたいなやつ(ホームドア)が降りてきてわたしの頭頂をかすめた。
背後からは「無理です」という後輩の声。
振り返ると同時に無常にも閉まった電車のドアの向こうになんとも言えん顔をした後輩が立ってたね。
爆笑したい衝動を抑えるのに必死なわたしに真顔でカメラを向ける後輩。
反射的にカメラに手を振っているわたしとゆっくり走りだす新快速。
やらかした。
申し訳ないけど、後輩にごめんと思う気持ちより、これからも語り継げるであろうネタを得たうれしさが優った。
今でも思い出して1人笑う49歳児。
後輩とは三宮で若干迷いつつも再会。
無事オークラまで行けたし、わたしの頭頂部の無事も確認できました。
そのあとのミッション遂行の話はまた今度。
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