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Macで天体観測 vol.2

こんにちは。来週から大学の遠隔講義が始まります。大学生活がまさかオンライン上で始まるとは思ってもみなかったのですが、私と同じように戸惑っている新入生も(先輩方にとっても異例の出来事ですよね)多くいらっしゃると思いますので、まあお互い頑張っていきましょう。

そんな訳で4・5月は大学の準備等に追われていたので天体観測の勉強は思ったより進んでいませんが、それでも更新していきたいと思います。

Myパソコンのスペック確認

MacBook Pro (13-inch, 2019, Two Thunderbolt 3 ports)
macOS Catalina
プロセッサ 1.4GHz クアッドコアintel Core i5
メモリ 16GB
ストレージ 256GB

本当はもっとカスタマイズしたかったのですが予算の都合でこれに落ち着きました。これで一応BootCamp等を使ってステラショット を入れることも可能です。

ではこの記事を更新するまでに挑戦したことを書いていきます。

XEphem

今回はこれを紹介します。⇧

天文学者や天文ファンにも信頼されているというElwood Downey氏が作成された天文ソフトウェアパッケージです。Linuxを含む様々なUNIXプラットフォームで使用できる非常に有能なパッケージで、無料です。Xephemは、UNIX上の天文学パッケージにおいて、商用または非商用のすべてのプログラムを比較するための基準になりつつあるみたいですよ。

私がよく利用するAAVSOというサイトでもベタ褒めされてましたし、他のサイトをみてもXEphemはかなり信頼できるものだと考えています。(因みにAAVSOは変光星などの情報を手に入れたいときに役立つサイトですよー)

日本語で載っているサイトが少なく、StellariumやKstarsより難易度が高そうです。でも信頼性の高いデータをもとに作られていますので、最終的には使いこなせるようになりたいですね。

私はとりあえず以下の2つのサイトを足掛かりに勉強するつもりです。

XEphemの実装

何事もやってみるべし、ということでインストールしました。

実際にインストールした後、立ち上げようとすると 

「“XEphem”を開くには、 X11 をインストールする必要があります。今すぐ X11 をインストールしますか?」

というメッセージが出てきました。XEphem はOS Xで動かすのが基本みたいで、X11はMac用のX Window Systemです。よって、XQuarzをインストールしてMacを再起動しました。これで、XEphemが立ち上げられるようになりDockにXQuarzのアイコンも表示されるようになりました。

ここで、X11でなくてXQuarz?!と思った方、

これを読むと納得できると思いますよ。

XEphemを立ち上げてみる

では軽く動作確認をしてみましょう!

2020-05-07 14.25のイメージ

立ち上げるとこんな画面がでてきます。Local(=観測地点) はChicagoになっていますが、勿論日本に変更できますよ。天文についての特別な知識がない人でもプラネタリウムとして十分楽しめるようになっているそうですが、Stellariumの方がグラフィックは連続的になっていて鑑賞にも向いてるのかなーと正直思います。

基本機能の確認(一部のみ紹介)

試しにヘッダーのView>>Data Table>Moonとしてみましょう。すると、

2020-05-07 18.17のイメージ

上のような画面が出てきます。右には月のクレーター名等が書いてあり、名前を押すと左の月にその地点が表示されます。知らない名前も沢山ありますね。

また、ヘッダーのTools >>Night at a glanceとすると、

2020-05-07 18.30のイメージ

このようにどの惑星を観測できるか知ることができる訳です。これは観測計画を立てる一助になりますね。

XEphemで本当に制御できるのか?

本サイトには次のように書いてありました。(自分で訳してみました)

Control any INDI-compliant devices with XEphem.(XEphemで全てのINDI規格に準拠したデバイスを制御します。)
Get free INDI drivers online for(オンラインで無料の INDIドライバーを入手して下さい。)
Meade, Celestron and Takahasi telescopes,
Apogee and Finger Lakes CCD cameras,
Meade and JMI focusersand and many more devices from the indilib.org.(ミード、セレストロン、タカハシ望遠鏡、
ApogeeおよびFinger Lakes CCDカメラ、
ミードとJMIフォーカサー、そしてindilib.orgからのより多くのデバイスに対応しています。)

Also see the ASCOM / INDI gateway and Java implementations at Cloudmakers.(Cloudmakersの ASCOM / INDIゲートウェイとJavaインプリメンテーションについても参照してください。※あるコンピュータ言語を特定の機種のコンピュータに適合させることをインプリテーションという。)

良かったー!タカハシの赤道儀も使えそうですね。また、Kstarsを使っても制御できそうだとわかりましたよ。

ここで、INDIという言葉が浮上してきました・・・これが結構重要になりそうですよね・・・

ということで、次はINDIについて記事にして行こうかと思います!!!

本日も読んで頂きありがとうございました。

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