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いつどこで過去に戻りたくなったとしても

「コーヒーが冷めないうちに」という物語がある。
ある喫茶店の特定の席に座ると、カップのコーヒーが冷めるまでの間は、過去の好きな時間に戻ることができるというお話だ。

このタイトルの秀逸さは、物語のキーワードであるコーヒーの要素を加えつつ、読み手の頭の中に「時間の有限性」や「それによる焦燥感」をしっかりと根付かせるところにあると思う。

ここで僕は考えた。
「もし、物語が喫茶店で起こらなかったとしたら…?」と。
あらゆる場所で「あの時に戻れたら…!」と思った時に、タイムリミットになる指標が必要になる。

そのために、「コーヒーが冷めないうちに」に代わるタイトルを考えてみた。

「ラーメンが伸びないうちに」
これで下町にいる時に過去に戻りたくなっても大丈夫。

「ヨッシーが離れないうちに」
クッパと戦ってる間に過去に戻ることもできる。

「ノコノコが帰ってくる前に」
壁に当たって、跳ね返るまでの間。何ができんだろ。

「ウェルダンになる前に」
できればミディアムレアの段階で帰ってきたい。

鰹節が躍ることを諦める前に
温めれば何度でも…?

伊勢海老が跳ねてるうちに
思い出は、鮮度も大切。

巨峰がレーズンになる前に
時間を置いて味わえる深みもある。

キョンシーが動き出す前に
お札の貼り忘れ等、ケアレスミスに注意。

コゴローが起きないうちに
推理は巻きでお願いします。

ドンデンが返されないうちに
今日のこの記事には、何の捻りも意外性もないですが。

これくらいレパートリーがあれば、いつどこで過去に戻りたくなっても大丈夫。

さて、過去ってどうやったら行けんだろ。



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