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#ALLけテぶれFESTA2024報告①【葛原所長模擬授業編】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。

#けテぶれ 初の全国イベントが、
この夏「名古屋」で開催されました!

わたくしsmyleも、
はるばる遠方から参戦させていただきました。

結論から言うと、最高でした。
あの場で受け取った学びと、熱と、葛藤を
忘れないように残しておきます。

時系列で長~く書いていくので
お時間ある方は読んでみて下さい。




【タイムスケジュール】

9:30〜 入場受付開始
10:00〜10:15 朝の会
10:15〜12:00 けテぶれQNKS模擬授業
12:00〜12:45 給食(会場で食べます)
12:50〜14:00 全体発表
14:00〜14:15 休憩
14:15〜15:15 ポスター発表①
15:15〜15:30 休憩
15:30〜16:30 ポスター発表②
16:30〜16:40 クロージング


後に詳しくお話ししますが、
私は午後の「ポスターセッション」に立候補しました。

ポスター発表者は9時に集合とのことで、
前泊したホテルから歩いて会場に向かいます。
リュックに丸めたポスターを挿して。

「ウインクあいち」内に入ったものの
会場が分からずうろうろしていると、後ろから話しかけられました。
「あのぅ、もしかしてけテぶれの…」
この日、となりの席でともに学んだ
ヤンシさんに声を掛けていただきました。

リュックにポスターを挿して、
ウインクあいち周辺をうろうろしている不審者は
この日間違いなくけテぶれFes参加者ですからね。
挿しといてよかった。

この日1日を通してですが、ヤンシさんをはじめ
「けテぶれ」という共通言語をもつ同志たちが
ともに学び、悩みを共有し、
語らい、繋がりをもてたことが何より尊かったです。



9:30〜 入場受付開始


会場に入ると、
ZOOMで拝見したことのあるお顔がズラリ。
月並みな感想ですが、
「本物だー!」「実在するんだー!」と心の中で興奮していました。

ただそれは有名人に会ったときの、
「憧れ」みたいなものとは、また違うんですよね。
勝手ながら、同じ方向を向いて学ぶ同志として
このメンバーの一員としてともに学べるかもしれないという高ぶりが
胸の鼓動を鳴らし続けていました。

また恐縮ながら、
「おっ、smyleさん!」と話しかけてくださる方もたくさんいて
あー、自分のために始めたことだけど
「今日の"S"」やっててよかった笑



10:00〜10:15 朝の会


いよいよ、葛原所長によるオープニングから
ALLけテぶれFestaスタート!

ちなみに、お話を全身で浴びていたくて
1日を通して写真は一切撮っていません。
なので言葉から雰囲気や熱を
受け取っていただけるとありがたいです。


葛原所長の言葉や表情から、
このFesが開かれたことへの
「感慨」みたいなものを強く感じました。

そしてその場に立ち合えている
自分もまた。


10:15〜12:00 けテぶれQNKS模擬授業


まずは葛原所長による語り、
そしてけテぶれ・QNKS体験です。

実際に、葛原所長が
教室で子どもたちに使っていたという
「けテぶれシート」「けテぶれ大分析シート」を使って
やり方や意義の説明をはさみつつ
参加者がけテぶれ・QNKSを「やってみる」しました。


まずは「生活けテぶれ」体験。
私も教室でやっていますが、

今回はけテぶれシートに、
ALLけテぶれFesに参加するにあたっての
「け(計画)」を立てます。
心マトリクスにおける
「月」と「太陽」も意識しながら計画を立てます。

けテぶれシート 字が汚くてすみません

このシートは、けテぶれ体験・QNKS体験と
終わるたびに振り返りの時間が設けられました。

言語化しようとするからこそ整理され、
見えてくるものってやっぱりありますよね。
このnoteを書きながらも思います。



けテぶれは、できるかできないかはっきりするもの
(丸つけができるもの)に合っているとのことで、
次に「漢字けテぶれ」体験が行われました。

今回の「テ(テスト)」は漢字検定準二級の漢字。
普段、テストを受ける側ではない
参加者たち(ほとんど教員)がざわめきます。
これも、「受ける側」をやってみないと分からないことが
たくさんたくさんあるのです。


「け(計画)」はこんな感じで書くといいですよー
という所長の助言のあと、「テ(テスト)」開始。
5問解いたあとに丸つけ、
+、-、→の3観点で「ぶ(分析)」、
そして分析をもとに「れ(練習)」という流れでした。

漢字が全部合ってたのは秘かな自慢

私が「やってみる」で感じたのは、
・「ぶ(分析)」まではスムーズにいくが
 「れ(練習)」で何をするのか、とても迷うということ。
 いくつかの選択肢をもって(子どもたちに示して)おかないと、
 「ただたくさん書く」で終わってしまうだろう。
・全問正解だった場合、
 どんな「れ(練習)」が考えられるのか。
 上限の解放の設計がとても大事である。

夏休み明けの子どもたちにも還元できそうです。


続いて、けテぶれ大分析シートを使って
QNKS体験を行いました。

けテぶれが
できるかできないかはっきりするもの
に合うのに対して、
できるできないの基準ではモヤっとするものでは
QNKSの出番だということです。
分からないことを、考えることを担ってくれる武器。

ちなみに、QNKSを勉強するには
「やってみよう!QNKS思考法」

という所長曰く「ヤバいサイト」がありますので、
よろしければご覧ください。


今回のQNKS体験の「Q(問い)」は、
「一学期どうだった?」「二学期どうする?」

けテぶれ大分析(QNKS)シート 字が汚くてすみません

私が「やってみる」で感じたのは
・K1からK2の接続で、かなり頭を使う。
 何が縦で、何が横なのか。
 何が並列関係で、どう並べれば論が整うのか。
 子どもたちに手渡すなら、国語の説明文などを通して、
 十分に学んでおく必要がある。
・子どもたちが使いこなすには、
 最低限の明示と、とにかく回転数が必須と感じた。
・それでも「誰しも、何となくでも、
 何をやっているかわかる」ためには、型は強い。


けテぶれ・QNKSの体験を通して最も感じたのは
所長が参加者に送り続けていた
数々の「声かけ・フィードバック」です。

「いいですねー」
「月から自然に太陽に行っていますねー」
「少しこそこそ話しているくらいが、ちょうどいいんですよ」
「太陽が終わったら、自然に月に戻れていてすごいですねー」

決して、「次は〇〇しましょう」という
指示で動いて、動かされているのではない。
ただ、表れている行動を見つけ、
価値づけ続けることで、
自然と行動が促されている。

最も大事で、そして
最も自分に足りていないものだと思いました。

参加者は夢中で活動に没頭し、
月や太陽をグラデーションのように行き来しながら
あっという間に時間が過ぎていく。
こういう教室にしたいんです。
「はい、今から話し合おう」が要らない教室。


他に大切だと思ったことは…
・「できる子」が何をしているか、
 教師はそのプロセスを解釈してあげる
・大人しい高学年には、月ばかりだと落ちていきがちだから、
 太陽を促すフィードバックを繰り返す。
 逆に太陽爆発低学年に対しては、
 「月に戻れていてすごいねー!」と価値づける。
・太陽にいるときは「いつ月に戻ろうかな」と考える。
 太陽が落ちそうになったら、月の力を。
・これから「未知」の世界と出合っていく子どもたちのために
 教科書で「未知」と出合う練習をしておく。


とてもとても学び多き、
そして本当にあっという間の
午前中でした。



12:00〜12:45 給食(会場で食べます)


持参したお昼ご飯は、
せっかくなので名古屋名物「ひつまぶし」

そういえば、
「写真を一切撮っていない」と言いましたが
弁当の写真だけ撮ってたんだった。

名古屋駅で買いました


お昼時間の最中、
「ポスターセッション宣伝したい人は前へー!」
というアナウンスがあったので、
勇気を出して前へ。

ポスター発表が近づいてくる
高揚感と緊張感が高まります。


長くなったので、続きは次回。

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