見出し画像

#けテぶれFC で切磋琢磨⑥(6月第5週~7月第1週)【けテぶれ伴走企画】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


現在、けテぶれFCという、葛原実践について
「2週間に一度、実践を報告し、共有し、共に学んでいく場。」
「先行実践者の方に助言をもらったり、一緒に考えていったりする場。」
に参加させていただいています。


前回(6月26日)のけテぶれFCは
初の欠席となりました。

実は、修学旅行の引率中で
その日は22時までの勤務時間だったのです。
(まあ、なかなか寝ない子どもたちのおかげで
 22時では済みませんでしたけどね。)


けテぶれFCでは、
共有してあるスプレッドシートに2週間ごとの振り返りを記録し、
その記録をもとに話し合ったりしています。

今後1年間、
このnoteにて、スプレッドシートに記述している私の振り返りを
2週間ごとに載せていきたい
と思っています。
(挫折したら、その時はどんまい)


もちろん、
自分のアウトプットのためが一番ですが、
上手くいったことも、いかなかったことも、
そのどちらも含めた1年間を見ていただく。

そうすることで、
葛原実践にチャレンジしたい方にとって
「あーこんな感じで1年間が進むんだな」
「これならできそう」「これには気をつけよう」
「見通しが持てたからやってみようかな」
なんて、少しでも思っていただけたら、
という願いをもっています。



それでは今回は、
「6月第5週~7月第1週」の振り返りです!
どうぞ!



「6月第5週~7月第1週」の振り返り


1 語り(子どもたちに導入したこと・その際に語ったこと)

・計画は「何をやるか」「どのようにやるか」の両輪であること
→具体的な計画が増えた。振り返りも同様に伝えたところ、同じく記述の具体性が高まった。
・学習において集中して取り組めなかったのは、計画が曖昧だったからだ、という気付きも見られた。


2 言葉がけ(子どもたちにしたフィードバック)

・算数自由進度学習で、学びを委ねられたときにどんな自分に出会えるか。先生の目がなくてもモクモクできた人は、大いに自信をもってほしいし、そのモクモクできる力を他の教科や他の場面にも広げてほしい。逆に先生の目がなくてドロドロしちゃった人は、そんな自分に出会えたことが最高だし、じゃあどうすれば自分をコントロールできるのかこれから探せばいい。それで、いい方法が思いついたりしたら、なお最高!
・「一秒も頭を止めない」絞り出した一文、一字に本質が見える。
・一週間の振り返りQNKSで、今回は月モードを指示した(フワフワしがちな子が散見されたため)。


3 子どもの実態

・修学旅行という大きな行事を終えたが、運動会の時ほど反動(ダラダラに行きすぎる)はなかった。疲れもありフワフワしがちな子は多かったが、その多くはメタ認知して、「じゃあどうすればよいか」を思考していた。
・今まで心マト的な用語を使っていなかった子が、ぽつぽつと使い始めた。
・voicyを聞いていて、自由進度学習中の声掛けが圧倒的に不十分だと感じた(全員に声を掛けることもできていない)。そこでどんどん声を掛けたところ、個別指導を厚めにした児童のやる気の自己評価が、今までは4段階中ずっと1だったのに初めて3になった。喜びとともに大きな反省をした。今後は、特に学習が厳しい子への個別の声かけを十分にしていく。


4 具体物(どんな資料やワークシートを使ったか)

・これまで、振り返りなどの記述に対してのフィードバックはほぼ「☆の数」だけで、コメントなどはほとんどしてこなかったが、特に素敵な記述に対してや、個別の助言が必要と感じられる記述に関しては、コメントを入れるようにした。持続可能性を考えて☆のみにしていたが、個別の価値付けも効果がありそうなので、無理のない程度に継続していく。
・個人懇談があったが、学級通信への感謝の声をたくさんいただいた。教師の考え方を知っていただけているのは大きい。
・家庭科「夏をすずしくさわやかに」の学習で、時間がなかったのでKの骨子を示して、デジタル上(ロイロノート)で配付したその骨子をもとにしてQNKSさせた。時間短縮にはなったが、単元ゴールの設定が弱く、子どもたちがあまりノれなかった。


5 注意点(気をつけていることや難しいと感じていること)

・算数自由進度において、「やる→できる→説明できる→つくる」のステップで、「できる」の達成を最低限として明示しているが、「説明できる」以上に挑戦する子が少ない。価値の語りが足りないのか「説明しよう!」と思わせられていない。
・素敵な振り返りを写真などで蓄積しているが、子どもたちに返したり広げたりする機会が十分に取れていない。これだと、何をもって良い振り返りとされるのか、子どもたちが判断する材料が足りない。授業の冒頭など、フィードバックの機会をとる。


6 悩み(この悩みをもとに話し合ったり助言をもらえたりします)

・明らかにあまり学習が進んでいないしダラダラと過ごしていたのに、「よくできた」と自己評価する(本当に自分ではそう思っている)児童に対して、どう声を掛けるか。どのようにメタ認知させるか。
・個人懇談があり、現在行っている算数自由進度のスタイルに不安を抱いている方が学級に1名、交換授業先のクラスで4名おられた(他は好意的な反応が多かったが…)。自学級であれば、学級通信に記したり、他教科も含めて総括的に意義を伝えたりすることも可能だが、交換授業(算数のみ)先の学級で、いかにこの学びが目指すところを伝えるかに苦心している。もちろん現在の学びの形が絶対ではなく、不安を抱いたままでは良い学習とはならないので、目の前の子に合わせて柔軟に修正し、不安を取り除いていきたい。

けテぶれFC スプレッドシートより


こんな感じです。


書きながら実践が整理されたり、
「じゃあ来週はこうしよう!」と思える機会、
やはりありがたいですね。

子どもたちにとっても、
1週間の最後、金曜の6時間目に設定している
「一週間の振り返りQNKS」の時間を、
そんな風に感じてもらえたらうれしいです。



来週の「け」(計画)


・算数の自由進度学習で、夏休み前最後の単元に入るので、
 「チーム自由進度学習」の形を試行してみる。
 ①課題設定・ミニレッスン
 ②チームで計画(け)
 ③「月」か「太陽」でやってみる(テ)
  ※「先生レッスン」も選択可
 ④中間分析タイム(ぶ)
 ⑤「月」か「太陽」でやってみる2(れ)
 ⑥振り返り

・夏休み前最終日に、これまでの3か月の振り返りQNKSを行う。
 自身の成長を可視化し、実感させたうえで
 夏休みに入ってほしい。



それではまた、2週間後に。
#けテぶれFC

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?