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【骨盤底筋の解剖】二足歩行動物の宿命!

骨盤底筋の解剖について解説してみます。

骨盤の下の方、骨盤の出口は、排泄や生殖のためのものの出入りを伴います。
例えば、便がお腹の中から骨盤の出口を通って出て行く。
そのために、骨の構造としては骨盤の出口には何もありません。
骨は無く、塞がっていないんですね。
なので、そこからものが出て行くことができるわけです。

しかし、二足歩行動物であるヒトの場合は、腹部臓器の重さなど、重力がすべてこの骨盤出口にかかってしまいます。
したがって、そこを支える構造が必要。
それが骨盤底です。
二足歩行動物の宿命として骨盤底という構造があります。

骨盤底を構成しているのは、筋肉、靭帯、そして筋膜ですが、そのうち最大の構成要素が骨盤底の骨格筋。それを骨盤底筋といいます。
骨盤底筋は、「骨盤隔膜」と「会陰筋群」からなります。

骨盤隔膜とは何か。
骨盤隔膜は、骨盤の内側に隔壁、その底や壁を形成しているんですね。
骨盤の底でボウル状、漏斗状の構造物を作っている。これが骨盤隔膜。

会陰筋群とは何かというと、会陰側の体表に近いところに小さな筋がいくつかあり、これらを会陰筋群といいます。

このように骨盤底筋は骨盤隔膜と会陰筋群からなります。

以上、骨盤底筋の解剖について解説でした。
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