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登山「大山」

平日に有給を使って登山に行ってきました。
こんなご時世なのですが、俗世を離れたくて(物理)。
なるべく近場で、一緒に行ってくださったフォロワさんとも県境を越えすぎないところで、ということで選ばれたのは大山でした。


大山は「神奈川県の最高峰・丹沢の山々のいちばん東にある山」だそうで。


実は私は西日本出身、大学は京都、という関東3〜4年生勢なので、関東の山事情には詳しくありません。ですので、ウェブ上で検索して、手軽!日帰りできる!というキーワードと一緒に登場する山々から、交通の便が良くて登山する人にも慣れているお山を選んだ次第です。

私が関東の山に登るのはこれで2回目。1回目は新卒の時に会社の先輩方との交流会で登った、高尾山。ここは関東1年生の私には「登山っていうか遠足……」と思える感じでした。(が、よくよく調べるとどうやら登山ルートは別にあったみたいです)

なので、しっかり準備しての登山は今回が初!

あらかじめフォロワさんとも打ち合わせをし、物資やルートなどの確認もしてから向かいました。


登山について

私はにわかのため、登山についての概要は「ヤマノススメ」で学び、他は「YAMA HACK」に目を通し、直前で山レコと登山届周りの公式サイトを見ました。これから登山される方は、私を見習わず、しっかり調べてから向かってください。


登山を始める前にすべきことは下記。
1)登る山を決める
2)交通ルートの確認、天気と気温と湿度の確認
3)登山に持っていくものの準備
4)登山届を出す

私は今回、4)を当日登り始める直前にCOMPASSで出しました。
登山が行える場所には、登山届のポストが置いてあるのですが、これを見落としてしまい見つけられず……(トイレに行ったり、軽い空腹に非常食食べたりしていたので見落としたのでしょう)。CPMPASSはウェブから出せる上にリンクを貼り付けするだけで身内にも共有ができるので、オススメです!

さらに下山届を出すのがとても楽!!!!!
登山はもちろん登山届を出すことも大事なのですが、「無事に帰りました」と連絡することも大事です。COMPASSさんだと届を出した後に自動で届くメールで、しっかり「登山無事終えました」と連絡できるので(ボタン一つでできます)、面倒臭がりな方は是非ともCOMPASSの使用をお勧めします。


大山を登ってみて

平日でしたので、人はまばらでした。ご高齢の方が多かったですが、おしゃれな格好をした大学生〜カップルも多く、小さいお子さんやわんこさんと一緒に登山されている方もいました。

伊勢原駅→バスで大山ケーブルカー駅→登山(またはケーブルカーに乗る)→阿夫利神社下社→登山→頂上という流れで移動しました。

バスは人がまあまあ混み合います。しかし大山ケーブルカー駅に着く頃にはだいぶ減ります。すごい坂をバスでぐいぐい登りますので楽しいです。

大山ケーブルカー駅までは5分ほど坂を登ります。
ちなみに、大山ケーブルカー駅〜阿夫利神社間には「大山寺駅」という中継地があります。各駅間は大体女性の足で15分登山する距離なので、途中で疲れたらケーブルカーに乗ってもいいと思います。

ちなみに私たちは初心者だったので、乗るか〜と行って途中から乗りました。

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この、ロープが真ん中にある方が上りになります。ホームはタイミングによって1番だったり2番だったりするので、お気をつけください。アナウンスをちゃんと聞いてれば間違えずに済みます。

ケーブルカーだとたった2〜3分待つことで阿夫利神社にたどり着きます。

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この写真は帰る頃の写真ですが、新緑が美しかったんですよ〜。とうふアイスも美味しかった……。

さてここでちょっと長めに休んだ後、登山を開始。

お祓いをして山に入ります。いきなりの急な階段にひいひい言いながら登り、あとは岩やら土やらの坂をひたすら登ります。

私は小さい頃に低い山の多い地域に住んでおり、坂道の歩き方はある程度知っている側でした。が、一緒に行ったフォロワさんは登山も初めて。なのでタイムキーパーというかスピード調整は私が行う感じで登山しました。

とにかくコンスタントに、疲れを感じつつも進めるように、ということで3丁〜4丁ごと(大山は頂上まで28丁あり、各丁石碑みたいな感じで目印が立っています)に水分補給、5丁〜7丁刻みで数分立ち止まって休憩、というゆったりペースで登りました。

大山の登山コースの目安は90分で、私たちも恐らくこのくらいのペースで登ったと思います。富士見台を通ること(20丁目)を目標に頑張り、途中お腹が空いたので(昼頃でした)おにぎり休憩を挟みつつ、なんとか登頂!

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頂上はやはり10組ほど登山グループの方々がいらっしゃいました。基本的に2〜3人組、多いところでも4人組という感じです。混み合ってはいませんでした。

そしてこの日、なんとほぼほぼ霧と雲で、ま〜〜〜〜遠景が見えないこと見えないこと!笑

私「見てくださいよ!なんも見えない!」
フォロワさん「哲学かな?」

なんてしょうもない会話をしていました。


下山

帰りはもうね〜ひょいひょいみなさん帰っていきますね。前に見えていた人がもう見えなくなり、後ろから追い抜いてもらった人の背中が見えなくなり……あれ?あってる?と何度か届かない電波を探して道を確認しました。

ちなみに登山ルートは1本道のこともあり、登る人と下る人とで行き違う場面が多々あります。

私たちはなるべく早めに声をかけ、待つようにしました。が、このあたりは臨機応変にする必要があるのが本当のところ。
譲ってもらった時は先に行きましたし、向こうが足元見てさっさと歩いていたら譲るようにしていました。下記は参考までに調べたものです。


あと下山で気をつけるべきは……膝!膝が弱いので頑張って普段鍛えよう……と心がけているものの、やっぱり膝が痛くなってきました。これから登山される方はしっかり大腿四頭筋(太ももの前側)を鍛えてから行ってくださいね!!!


登山を終えて

登山を終えたあとはお待ちかねの温泉とご飯〜……と言いたいところですが!こんなご時世ですので、温泉は流石に無理でした。いつかまた行きたいものです……。

ご飯は、「大山の豆腐を食べたい」が登山目的だったこともあり、豆腐のご飯やってるよ〜と言っていた店のうち、バス停に近い「西の茶屋」さんに入りました。

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※これは豆腐コース5品目+半ライスセット

色々な店員さんがいらっしゃって、そのうちの年上のおじさんがすごくお話の上手な方で、途中笑いながらご飯をいただきました。(もちろんマスクや手マスクして、飛沫感染しないように気をつけて話をしています)

すっごく美味しかったので、ぜひ機会ありましたら行ってみてください。

お土産屋さんは開いているところが多かったです。観光客減って大変と思い、ほしいなと思ったものはちょこちょこ買うようにしました。美味しそうなものは大体売り切れていたけれど〜!!


山が好きな理由

山を登る人って色々理由があると思います。

私は生まれた時からそこに山があって、山が遊び場で、話し相手も少ない幼少期を過ごしていたので山は友達!って感じの場所でした。あの場所なら私が何をしていても誰も気にしないし、一人で歌っていても誰も聞いてないし、ぼんやり考え事していても葉擦れの音しか邪魔しないし。

そしてなにより、山は冒険の場所でした。毎日行っても違うところがあって、四季のめぐりがあって、変化があって。

場所は変わらないのに変化を必ず感じられる。静かな時の流れに身をまかせることを教えてくれたのはきっと山があったからかなと思います。

関東に移ってからは、随分と遠い場所になってしまいました。

私が選んだ道なので仕方ないとはいえ、心が疲れたり、なんだか居心地が悪いなと感じた時にほっとするのは山の空間なので、息の仕方を思い出したくなる前に定期的に行くようにしたいな、と思いました。


こんなご時世ですから、いつの間にか窮屈さを感じて、なんだかなあと思うことも増えていったりなんやりすることもあると思うので、
みんな自分の大切な場所とかこころとか大事にしながら、今の時代に付き合っていこうぜ〜〜って大の字な気持ちでこの記事を終わりにします。

山の緑は目に優しくて、こころにもやさしくて、好きだなあ。


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