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イオンがジャスコの魔法をかけられて(1)

こんにちは。しもつまフリーパー編集長の堀田です。
久しぶりの投稿。(大体年1ペース...)

今回は、5月25日26日行われた「下妻物語上映20周年記念企画・ロリィタの聖地しもつま」が胸熱すぎたので、そのレポートをフリーパー目線で記したいと思います。

まず、こちらをご覧いただきたい。

ここにもしれっと「ジャスコ下妻店で切なくも甘い思い出を作る2日間だけの特別なイベント」の記載が・・・今思えばほんとそう。なんか思い出しただけで切なくなってきた・・。

なんと可愛い!!「下妻物語上映20周年」に下妻が「ロリィタの聖地」であることを全面に押し出した素敵な企画!というのがビシビシ伝わってくる。


開催10日ほど前から告知されたこの情報に、下妻の民すらも何がどうなるか、全くピンと来ておらず、「2日間限定!ジャスコ下妻店復活!らしいよ?」だけが、宙に浮いていた。

続報のイベント告知には、嶽本野ばら先生も来るし、土屋アンナさんも来る!豪華すぎる。
だがしかし、重要なのはそこだけではない。
画像2枚目の下段「2日間限定!ジャスコ下妻店復活!」の文字・・・しれっと書きすぎである。ジャスコ下妻店復活ってどういうこと? 

店内の至る所に掲げられた「JUSCO」のロゴ。
消滅したはずのブランドロゴを掲げるという大企業の大仕事に胸が熱くなる。(photo:morin)

しかしこの「ジャスコ下妻店復活」がイベントの軸となり、イベント終了後何日経っても全く熱が冷めない、伝説の2日間を作るのであった・・・

「イオンの作る普通」と「ジャスコの作る普通」

「ジャスコ下妻店」は、日本全国の「ジャスコ」と同様に、2008年にあっけなくもその冠から「ジャスコ」の名を外し「イオン下妻店」になった。

ずっと庶民の味方で、普通の暮らしのインフラのど真ん中をブレることなく走り続けてきた「ジャスコ」。20年前はずっと当たり前にそこに存在し続けると思っていた「ジャスコ」。入学、遠足、修学旅行の用品を買いに行った「ジャスコ」。多様性という言葉も、AMAZONも、SHEINもなかった時代に「なんでも揃う」と称えられた「ジャスコ」。気になるあの子と会うために駆け込んだのも「ジャスコ」。

それが時代のニーズやライフスタイルと共に、「そんなに変わらない」そぶりで「イオン下妻店」になって、なんだったら「イオンモール下妻店」になっちゃって、私たちはいつの間にか「新しい時代の普通の暮らしの普通のインフラ」を享受していた。

そんな「イオンモール下妻店」が2日間だけ「ジャスコ下妻店」になった。


「普通の暮らしを支えるショッピングセンター:イオンモール」が、かつての「普通の暮らしを支えるショッピングセンター:ジャスコ」に変わることで、とてつもなく大きな魔法がかかったみたいな、全く普通じゃない不思議な空間が流れていた。

そして、「普通のファッション」とは一線を画す「ロリィタファッション」を迎える準備は整った・・・

店内には「ジャスコで逢いましょう、ジャスコでっね…♪」というBGMが流れていた。

イオンがジャスコの魔法をかけられて(2)に続きます。




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