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”さかならしくない”を追い求めて。つきみいくらパッケージ開発物語

はじめに

パッケージ。商品の顔とも言える大事な要素です。
今回はつきみいくらのパッケージ開発時のああでもない、こうでもない、
そんなエピソードも交えつつこのパッケージがいかにしてできたのか。
そんな内容です!

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他社の水産加工品のパッケージを参考にしてみる

僕たちにとって会社のフラッグシップともいえる”つきみいくら”。
この商品をパッケージを考えるうえで最初に参考にしたのは、
すでに世に出ている水産加工品のラベルや箱のデザインです。

いろいろ見てみると水産加工品のパッケージには
共通の点があることにきづきました。
・商品が盛り付けられた写真が最初に目に入る
・ドドン!とインパクトのある商品名表示
・浜の!漁師の!港の!とった地場感あふれる表現
・魚のイラストや原色系のトーンを使った賑やかな雰囲気

つまり日常消費される水産加工品はアットホームで、
親近感あふれるパッケージが多いんです!

ぼくらのイメージする”ブランド”のイメージとは少し違う。。。
”つきみいくら”というブランドを認識してもらうためには
ある意味少し”異質”でなければならないとここで感じました。

化粧品やアクセサリーのパッケージを見てみる

そこで水産物とはかけ離れた化粧品やアクセサリーのパッケージを参考にしてみることにしました。
この分野は大手、中小企業問わずその商品の世界観を体現したような精錬されたデザインが多いことに気づきます。
もちろん広告やイメージ写真には商品のビジュアルが前面に載っているのですが、
パッケージにはシンプルにブランドロゴが印刷されていたり、落ち着いたトーンで統一された背景であったり。。。

4℃パッケージ

4℃のパッケージ
https://www.fdcp.co.jp/4c-jewelry/jewelry/111736123207)

多くは語らず、おとなしく静か、
しかしどこか威厳のある風格を目指して

このような前例をもとに水産物にも、おしゃれで落ち着いた雰囲気のパッケージがあってもいいのではないか。
僕たちの伝えたい洗練されたブランドの世界観こそ、これなのではないか。
そう思いつきみいくらのパッケージのイメージを作っていきました。
鮨職人が多く語らず、無言で握った鮨をそっと皿にのせる。
人に例えるとそんな感じです(笑)

名前の通り、夜空に輝く美しい月を彷彿とさせてつつ、静かでおちついた雰囲気だけど、目に留まる。
そんあ無茶な要望を担当のデザイナーの方に伝え、何度も打合せを重ねて今の化粧箱のデザインに至りました。
本当、デザイナーさんには苦労かけたと思います。

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そうして出来上がったのがこちらのパッケージ。
実はイクラを入れる瓶までこだわっており、あえて化粧品に使われるような厚めのガラス瓶を使っています。
瓶のフタのラベルも化粧箱のトーンと統一。
箱を開けた時にアクセサリーを手に取るような、そんなイメージです。

手触り、質感にこだわる

デザインだけでなく、箱の質感にもこだわっています。
一言にデザインの印刷と言っても、実は表面にどのような材質の加工をするか、薄いプラスチック素材を塗布するかなど、いろいろ選択できます。
(今の印刷技術はすごい)
こちらの化粧箱は表面に小さな凸凹加工をしており、落ち着いた風合いにしています。
「箱を開ける」という動作にもある仕掛けををしています
それはスポッとフタを外れるのではなく、スーーーーーっとゆっくり外れるようにしてあります。
例えるなら新品のiPhoneを買って箱をあける感じ。
じわっと外れることで何とも言えない期待感を演出するようにしています

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あの時の!そう思ってもらえる記憶に残るモノに

つきみいくらの味つけも多くの試行錯誤を繰り返していますが、パッケージについてもこだわりにこだわって作っています。
贈り物やお家での大事な時間に華を添える、晴れやかシーンに特にお勧めです。食べ終わった後パッケージを飾ってしばらくたった後に、そういえばあの時。。。と思い出と一緒に思い出す。そんな体験をお届けすることを目指しています。

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