見出し画像

家族内の役割分担て箇条書きに出来ないよねと思った話

家族内(主に夫と私)の役割分担のお話。

我が家のメンバー

夫…40歳手前の管理職。
社用車もあり、仕事中は割と自由に動けるが、出社必須。月に1〜2度、泊り込みの業務がある。

私…夫より2歳下の同じくアラフォー。
実働6時間の時短勤務。出社必須で勤務中は少しも抜け出せない。

娘…小学2年生。平日は放課後、学童に通う。
習い事は土曜日に1つのみ。

家事分担

夫…ゴミ出し、洗濯物畳み、風呂掃除
私…それ以外
娘…食事前のテーブル拭き、小皿やお箸のセッティング

実は我が家、家事分担について腰据えて話したことがない。

理由は…なんでだろ。
結婚してからずっと仕事への比重は夫の方が大きく、家事は私の方が得意だったので、自然と私が多く(ほぼすべて)担当。

疑問を持ったのは出産後(遅)
「私家事好きだし」が通用するのは、若くて時間がある場合のみ。(個人差あり)
早くから夫にも家事を担ってもらわなかったことを激しく後悔した。

それからは少しずつ、本当に少しずつ、夫ができることも増えていき、まあいっか。でテコ入れせずなあなあにこなす日々。

先日、夫が「みんなでバスケが観たい」と、平日にも関わらずワールドカップ観戦を提案してきた。

平日はダイニングテーブルで食事をするけれど、土日だけテレビを観ながらソファとサイドテーブルで食事をするというカルチャーが我が家にはある。
(すっかり根付いてしまったのでもはやカルチャー)

これは休日だけの楽しみなので平日にやるのはイレギュラー。

ワールドカップはそうそう観られるものじゃない。
娘はもちろん喜ぶし、私も観たい気持ちはある。

ただ、モヤっとするのが
夫はいつもワクワクするような提案はしてくれるけれど、その前後で調整しているのは私。


例)
夫:平日だけど夏祭りに行こう!
→私:帰宅は21時くらいになるかな。
夏祭り中に汗かいちゃうだろうけど娘とお風呂先に済ませておいて、帰ったらシャワーしてすぐ寝られるようにしておこう。

夫:今日は焼き鳥買って帰ろう!
→私:使いたいお肉があったけど冷凍するか…
焼き鳥だけじゃ足りないから、ちょこちょこ副菜作るか。

夫:娘の夏服買いに行こうぜ!
→私:払うの私や。しかもこれ以上夏服買ってどうするの?

(例文書くとものすごく勝手な夫になってしまうな…)


バスケの日も試合開始は20時。当然、いつもの就寝目標時間21時は過ぎてしまい、加えて私はソファで寝落ち。

起きたら1時。
テーブルの上は夕飯がそのまま。
洗濯機には洗い終わって乾燥待ちの洗濯物。

ほらやっぱり。こうなるじゃん。
絶望的な光景を前にそう思った。

金曜日なら正直、洗い物(食器)はそのままにしちゃってもいいけど、この日は平日。
明日の私を助けてくれるのは私しかいない。

猛スピードでキッチンを片付け、歯磨きをし、乾燥機かけられない洗濯物を干す。

これ、別にいつものこと。
なのにこのときは妙に【なんで私ばっかり?なぜせめて起こしてくれない?】という感情が沸いて。
※ソファで寝落ちした私は本当に起きないらしい。

寝ても消化されなかった思いを翌朝即、夫にぶちまけまる。

でも考えてみれば。
バスケ観戦中に同じく寝落ちしてしまった娘を担いで2階に連れて行ってくれたのは夫。

そのほかにも。
私は段ボールを解体するのが嫌い。
段ボールがこすれる音が苦手。
そのくせ日用品の殆どは楽天で購入するので、放ってほけばすぐに空の段ボールの山ができる。

それを夫はせっせと潰して束ねて、ゴミの日にはアラームセットして捨ててくれる。

それから家電やガジェットを購入するとき。
私はリサーチしている途中で、スペックの差は何?結局は何がいいの?疲れた!選べない!→もういい。となってしまうのですが、夫は購入したいもののリサーチがだいすき。

ある程度の条件だけ伝えたら、必ずいくつかピックアップしてくるので、その中から2人で決める。
このリサーチ、思っている以上に凄く助かっている。

車や保険関係は管理してくれているし、リビングの椅子とソファと脚に貼るテープも定期的に交換してくれているし、出掛けるときに除菌シートを持ち歩いてくれているのも夫。

逆に、もともと私のこだわりが強い【料理】の分野に関しては踏み込まずにいてくれるし、何を作っても文句言わないどころか、美味しい美味しい!と食べてくれる。

思ってるより、「私ばっかり」じゃないんだよなぁ。
それ、分かっていたはずなのに。
なんであんな言い方しちゃったんだろ。

自己嫌悪に陥っていたら、その日(バスケ観戦の翌日)の夜、夫は帰宅後すぐに

「昨日はごめんね。言ってくれてありがとう。」と。

夫の凄いところはここだな、と思う。
言ってくれてありがとうだなんて、私が自分の中で温度感上げてぶちまけただけなのにな。

よくある【家事分担】の話で言えば、私:夫=8:2くらい。
でも箇条書きに出来ない部分でたくさん支えられている。

夫に言わせれば【予定調和人間】な私。
ルーティンを好むしそれを崩すのが嫌い。
なので自分の1人だと偏った選択しかしない。

夫の提案にいつもモヤっとしつつも、これに乗っかれば新しい世界が見えるかも。楽しいことが起こるかも。と、ワクワクしているのも事実。

それに本当に嫌なら、提案された時点で断ればいい話。

愚痴でもノロケでもないし、何の結論も出てないのだけれど、とりあえずバスケは観戦できて良かった!という気持ちが残っている今。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?