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エンジニアの学びとマインドブロック

新しい技術を取り入れる時に立ちはだかるのはメンタルな壁かもね、という話です。

もともと何も知らなかった

自分は元ミュージシャンという経歴なので、Web制作については本気で何も知りませんでした。HTMLって何?というレベルです。

30代の転職を機に学習し始めますが、得意なことなど一つもありません。全部知らないのでとにかく勉強&予習をしながら課題を解決していきました。得意なことが無いので、逆に「これは苦手」というものもありません。全部フラットに知らないという状態です。

そんな自分ですが、数多くの仕事を終わらせていくうちになんとなく「できること」が増えていきました。

「できること」とそれ以外

自分の場合は、「WordPressを使ってWebサイトを構築する」というのが最初にできるようになったことでした。需要がある程度あるおかげで、この段階でひとまず日々の見通しが立つようになります。

同時に技術習得のステップも最初のプラトーに達したように思います。現状維持でもしばらくはやれそう、というような感じです。これがマインドブロックになりました。

最低限サイトを作れるようになりましたが、設計が甘かったり、他のCMSも全然知らないという状態です。次のステップに進むには新たな技術を習得するのが良いと分かっているのに、取り入れた時の技術課題がありそう…などと理由をつけて二の足を踏んでいました。

もともと何も知らなかったじゃないか

珍しく複数人でサイト構築をする機会があり、その時初めてSassを使いました。存在自体は知っていましたが、ビルドが必要なコードベース体制に移行することに当時は抵抗があり使ってなかったです。

実際に触ってしまえば、ビルドも特に難しくなく、むしろその便利さに驚くばかりでした。「もともと何も知らなかったじゃないか」ということを思い出し、何をビビってたんだと気づきます。そこからCSS設計やビルドするワークフローに一気に進むことができ、次のステップに進めました。

今でも、自分ができる範囲から出ていくことに抵抗を感じることはあります。そのたびに「どうせ何も知らなかったんだから」と気にせずやってみるように気をつけています。

最近ではChatGPTが色々助けてくれるので、こうしたメンタルな壁もずいぶん低くなってきましたね。


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