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文系のメガネで見るエンジニア

エンジニア一筋ではないキャリアパスの自分からみたエンジニアたちの話をします。

エンジニア世界の外から来た自分

自分がエンジニアになったのは30代で、それまではミュージシャンとして生き、趣味は映画・読書と文系の属性で生きてきました。

映画も読書も「完全に理解する」ことを必ずしも求めるわけではなく、一部分でも気に入ってくれれば良いという作者も少なからず存在します。見る側の解釈もさまざまで、むしろ解釈することを楽しむような受け手も存在します。

そうした領域にどっぷり浸かっていた自分から見ると、エンジニアたちは完全に違う世界の住人でした。

彼らは「分からない」を放置しない

職場には優秀なエンジニアがウヨウヨいます。雑談をする中で気づいたのは「なんかよく分からないこと」に対する考え方でした。

自分なんかはよく分からないことがあっても「まあいいか」とやり過ごしていました。書いたコードが動かなければ違うアプローチを取ったりして「方向性が悪かったんだろうな」と思っていました。

ところがエンジニアたちは違います。何か分からないものがあるとドキュメントにあたり原因を突き止めます。そして「1つ前のバージョンから対応外になった」「このフレームワークではこの書き方は動作しない」などの根本原因を掘り起こして解決して行きます。

少しずつでも取り入れたい

そういう人間に囲まれているとさすがに影響を受けます。恵まれてますね。「理解する」という行為の深さが足りなかったなと思いました。

それまではちゃんと理解しないままコードを書き始めていたので、問題にぶち当たると解決に時間がかかっていました。今では「自分が何をしようとしているのか」をまず理解・整理してから書き始めるので、問題に当たったとしても解決までのスピードが速くなったように感じます。

またこうした考え方は「難しそうだから」と尻込みしていたような技術に対しての心理的ハードルも下げてくれます。ドキュメントを見れば必ず使い方が書いてあるので、分かるところを少しずつ広げていけば良いわけです。

よくよく考えるとエンジニアに限らずともこうした考え方の人は普通にいますね。こうした人が周りに与える影響は計り知れないと思います。


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