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051 スポーツワーケーションの優位性をガーミンで測ってみた!

 久しぶりのワーケーションネタです。

 今年の4月に神奈川県の三浦市で第3弾となる「スポーツーワーケーション」の実証実験を行ったことは過去に記事で書かせて頂きました。

・スポーツワーケーション第3弾実施(その1)
・スポーツワーケーション第3弾実施(その2)

 この時の実験で試したかったことは、

1.スポーツ用品関連企業様からスポーツ用品を貸与頂き、滞在期間中にスポーツ、アクティビティを体験すること
2.スポーツ、アクティビティ体験による心身面の健康増進と、それに伴う労働生産性の向上を検証すること(平たく言うと「スポーツすると仕事が捗る」を検証する)

 以上の二点でした。その実験実施にあたり以下の企業様から商品を貸与頂きました。

■ヨネックス様:ランニングシューズ
■ライトウェイプロダクツジャパン様:スポーツバイク(自転車)
■ガーミンジャパン様:スマートウオッチ、スポーツウオッチ

 ランニングシューズとスポーツバイクについては既に記事で書いているのでここでは割愛しますが、このたびようやくガーミンウオッチによる参加者のスポーツ、アクティビティに関するデータ集計が完了しましたのでお話させて頂きたいと思います。一体何ヶ月掛かってるんだという話ですが・・・・。

「参加前」と「参加中」で明らかに異なる傾向

 今回参加者には参加前からガーミンの時計を貸与し、「参加前」のスポーツ、アクティビティに関する計測を行って頂きました。ガーミンウオッチの優れたところは、時計を装着して各自のスマートフォンにアプリ(ガーミンコネクト)をダウンロードすれば何の操作をしなくてもアクティビティログを計測してくれるところです。具体的には以下の項目計測が可能です。

■ステップ数(歩数のことだと思います、たぶん・・・・・)
■消費カロリー(安静時と運動時に分けて計測されます)
■ランニング(距離と時間、心拍数なども)
■ウオーキング
■バイク

 その他にも「ストレス値」の計測も可能ですが、ここで言うストレス値は我々が普段認識しているネガティブなものではなく、「運動をしたことによる負荷」を意味する数値のようです。なので今回は集計対象から除外しました。

 参加者(7名)の「ワーケーション参加前」と「参加中」の合計値が以下のグラフとなります。


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 「スポーツワーケーション」の名のもとに実験を行ったので、当たり前と言えば当たり前の話なんですが、参加者全ての運動量が増加しています。このような定量データの他に、参加者に対するヒアリングでは以下のような意見が上がりました。

■「スポーツワーケーション」という座組で参加をすると、「スポーツをする」「スポーツしたい」という意欲が向上する
■今回道具を貸与頂いたので、それでテンションが上がり運動する意欲が沸いた
■スポーツバイクに初めて乗ったが、スピード感があって快適だった
■スポーツをしたお陰もあって食事が非常に美味しく感じた。それが仕事に対しても好影響を与えたように思う

 今回は残念ながら「スポーツワーケーション実施による労働生産性の向上」を定量化することはできませんでしたが、参加者からの意見を聞く限りでは「食の楽しさ」とも相まってスポーツ実施が労働生産性の向上に寄与したであろうことが分かります。

 今回ガーミンジャパン様のご協力のお陰でこのような定量データを取得することができたのですが、今後は「睡眠の質」であったり「業務中の集中力」みたいなものが計測できると、更にスポーツワーケーションの優位性が確立できるのではないかと感じた次第です。


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