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UXデザイナーの5月の読書記録

今年度の目標として「視野を広げる」を掲げており、実現のために毎月最低でもデザイナーの思考が分かる本を2冊、一般教養(という名の興味がある分野)に関する本を1冊読むことにしています。
先月の宣言通り、5月は水野学さんの本を中心に読み進めました。今月も感想メモとともに紹介します。


「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義

慶應義塾大学の人気講義「ブランディングデザイン」を書籍化したもの。大学生への講義ということもあり、実例とともに丁寧に説明されているのでとても読みやすく、学びも多かったです。

特に印象に残っているのが「第4講 『売れる魅力』の見つけ方」にて紹介された茅乃舎さんに向けたプレゼンテーション。そこまで見せてくれるんだ、と衝撃を受けつつ、水野さんがこれまで説いてきたクライアントが持つ大義への理解とアプローチの姿勢を強く感じました。

アイデアの接着剤

デザイナーにとって必要な考え方や手法がたくさん掲載されています。特に「大義を持って仕事をする」と「広範囲からインプットし続ける」は特に印象に残っています。目の前の仕事に追われることが多いですが、常にこの仕事の先に行先をイメージして取り組みたいです。

蘇る変態

今月の個人的な興味分野の本としては、音楽家、俳優、文筆家、といろんな顔を持つ星野源さんのエッセイ集を読みました。
2011〜13年に書かれており、源さんの人生におけるターニングポイントの瞬間を文字にされた、スピード感あふれるリアルな文章がとても印象に残ります。

私が星野源さんを気になり始めたのは2013年頃。
小さい頃から大好きなウッチャンナンチャンの内村さんが2012年から出演している「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」にてコントに出演していた星野源さんを見たのがきっかけでした。
調べていく内に「夢の外へ」に出会い、あの夏の爽快さを思わせるメロディとPVのスーツでキレキレの踊っている人、そしてなにより間奏で楽しそうに踊る源さんがキラキラしてて本当に素敵で、大好きな1曲になりました。当時の最新アルバム「Stranger」を何百回と繰り返し聞いていたのを覚えています。


このエッセイでは、「Stranger」の収録された曲の出来上がっていく日々をリアルタイムに記録されていて、読んでいてとてもわくわくしました。制作背景を知ってからまた作品に触れるのは、少し真髄に近づいて深く知れた気がして嬉しいです。


買い込んでいた水野さんと山口さんの著書を読み切りそうなので、6月以降は他のデザイナーさんやロジック関連の書籍を読み進めていきたいなと思います。
ではまた来月!

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