#002. なんのために
今日のテーマは、「何のために」です。日々行われている教育活動は、一体何のために行われているのでしょう。改めて考えてみたいと思います。
例えば宿題。何のために行われているのでしょう。「基礎的な知識を身につけるため」であれば、必ずしも先生に提出する必要はないはずです。
それを実際の教育現場では、提出を求めます。そして提出しない生徒に対しては、提出するように指導します。
本来「基礎的な知識の定着」を目的に行われるはずの宿題が、なぜか提出することを目的に行われるようになります。
先生たちも、「宿題をやったかどうか」ではなく「宿題を出したかどうか」を基準に考えるようになります。
もちろん、宿題をやったかどうかを確かめるために提出してもらうわけですが、いつの間にやら「やったかどうか」が一番大事ではなくなっているという状況が起きています。
学校での教育活動は、一体何のために行われているのでしょう。自分は、生徒のWell-Beingのためだと思っています。
宿題をただ「提出させる」ことが、生徒のWell-Beingになるのか。校則をただ「守らせる」ことが生徒のWell-Beingになるのか。
どうやって点数を上げるかを考えるよりもまず、何のために先生をしているのか、どんな生徒を育てたいのかを、みんなで考える必要があるのかもしれません。
この投稿をお読みくださっている全国の先生方が、「なんのために?」と自問自答し、それぞれに悩んでくださり、アクションに繋げてくだされば幸いです。
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