図解で想いの花を咲かせること
ご無沙汰しております。
1〜3月にかけて、小冊子の作成という、
初めての商用デザインを作成していました。
福島県会津若松市の伝統工芸と、
地元メーカーの加工技術が融合した、
「櫛」の桐箱の中に収まる小冊子です。
引用元:福島民友
最高級くし1日発売 会津の伝統と工業加工の技融合
◆「あいくし」の特設Webサイト
地元練馬の美容室でのご縁から、
プレゼン資料の作成に携わり、
小冊子のご依頼をいただきました。
大切な想いと資料をお預かりして、
試行錯誤の日々がスタートしました。
「被災地としてではなく、
会津若松への恩返しという
想いを表現したい」
そのために、私ができることはなんだろうと、
考え続け、想いを織り込みながら
全18ページを仕上げました。
作成ページ抜粋
英訳は、私の主人に協力してもらいました。
商用として、ネイティブの方が見ても
自然な表現になるように、
一切妥協せず、全力で取り組んでくれました。
本当にありがとう。
この時代における
日本の伝統工芸の価値、
ものづくりへの誇りに、
忘れていた感情が次々に蘇り、
デザインへ織り込みました。
1つの商品を世に送り出すことが
どれほど大変なことなのか、
どれだけたくさんの方々の協力があるのか、
どれほどの想いが詰まっているのか、
実感し続けた日々でした。
そして、私にとっても、
「図解という仕事」について、
ことさらに深く考える期間でした。
この図解を見るのは、どんな方なのか、
どんなことが知りたいのか、
どうやったら分かりやすいのか、
どこを工夫すれば見やすくなるのか…
常に情報収集、勉強、そして挑戦の連続です。
一瞬で答えが出ることはなく、
納得のいくまで試行錯誤を繰り返して、
少しずつでき上がっていきます。
その風景は、
想いが芽吹いてから、
少しずつ少しずつ育ち、
やがてつぼみとなり、
そして大きな花が開くようで、
私が掲げている「想咲」そのものでした。
大変に光栄で貴重な機会をいただきました。
◆資料代行作成「想咲」Webサイト
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