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タイユヴァン

本名ギョーム・ティレル。1310年、生まれ。ギョーム・ティレルの名がはじめて歴史に現れるのは1326年、ジャンヌ・デヴルーの戴冠式関連の記述である。
その時の彼はあたかも厨房の申し子であるかのようだったという。

1346年に入るとフィリップ・ド・ヴァロワに仕えるようになり、ついで、ドフィヌ公の館に入り1355年には料理長になっている。ドフィヌ公はタイユヴァンにサンジェルマン・アン・レイの家を贈ったという。

1359年から1361年にはノルマンディー公の料理長、1368年から1373年まではシャルル5世に仕えた。

最後にタイユヴァンはシャルル6世に仕え、1392年には主席大膳頭となり、爵位を授けられている。
ヴィアンディエの手稿は1373年から1380年にかけて書かれたものだといわれ、活字での出版は1490年である。

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