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ノンプロ研に所属しています。

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『英語独習法』読書メモ② 2つの言語の間で、単語同士が一対一対応する、という思い込みはどうして生まれるのか

今井むつみさん著『英語独習法』を読んで、特によく理解したい部分をまとめていきます。これまでの私の英語学習において壁になった部分について言及されており、学びが多いと感じました。 2つの言語の間で、単語同士が一対一対応する、という思い込みはどうして生まれるのか 背景1 英語の単語を使って文を作るとき、対応する日本語の単語に使われる構文をそのままあてはめてしまう 構文スキーマが影響しているようです 例えば、「ぶらぶら歩く」を英語にするとき。 日本語が母語の話者の場合「歩く、

    • 『英語独習法』読書メモ①「動詞の作り方」における、日本語と英語の違いについて

      今井むつみさん著『英語独習法』を読んで、特によく理解したい部分をまとめていきます。これまでの私の英語学習において壁になった部分について言及されており、学びが多いと感じました。 今日は、第4章 日本語と英語のスキーマのズレ より、 「動詞の作り方」における、日本語と英語の違いについてまとめます。 動詞の作り方の違い1.「様態」と「移動の方向」をどの部分に担わせるか 英語では 動作の様態の情報:主動詞で表す  移動の方向:動詞以外(主に前置詞)で表す 例 A man

      • ノンプロ研読書会vol.1メモ『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』第5章~6章

        ノンプロ研の読書会に参加しています 私が所属するノンプロ研では、スキルアップの講座以外にも多種多様な部活やイベントがあります。今はイベントの一つ、読書会に参加しています。 今回の本は『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』 ふだんは「幸せ」とか「人生」といった大きな言葉がタイトルに含まれる本を手に取らないです。こういった機会でないと読まないかも‥!と参加することにしました。(あとは、シンプルに読書習慣が薄れていく一方なのでちょっとした危機感も…) 読書

        • MOTコレクション 歩く、赴く、移動する (後編)

          東京都現代美術館のMOTコレクション展のレポート後編です。 ※前編で書いたように、ガイドさんの案内で回っています。本レポートではその一部を取り出して書いています。 移動としての作品  作家のや体を介さず、移動=輸送そのものが記録された、オラファー・エリアソンの作品です。 2020年に東京都現代美術館で開かれた「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」。ここで展示する作品は、SGDsに強い関心を持っていたエリアソン本人の希望で、陸・海路、つまりトラックや鉄道、船といっ

        『英語独習法』読書メモ② 2つの言語の間で、単語同士が一対一対応する、という思い込みはどうして生まれるのか

        • 『英語独習法』読書メモ①「動詞の作り方」における、日本語と英語の違いについて

        • ノンプロ研読書会vol.1メモ『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』第5章~6章

        • MOTコレクション 歩く、赴く、移動する (後編)

          MOTコレクション 歩く、赴く、移動する (中編)

          東京都現代美術館のMOTコレクション展のレポート中編です。 ※前編で書いたように、ガイドさんの案内で回っています。本レポートではその一部を取り出して書いています。 清澄白河を歩く つづいてやってきたのは、「清澄白河を歩く」。 深川、木場、清澄白河といった、美術館が建つ周辺地域を歩いた作家たちに光を当てています。 中野淳 クサナギシンペイ 光島貴之 麻生知子・武内明子(ワタリドリ計画) ご近所で何度も遊びに来ている清澄白河にまつわる作品たちに、とても親近感を覚えま

          MOTコレクション 歩く、赴く、移動する (中編)

          MOTコレクション 歩く、赴く、移動する (前編)

          2023年12月2日(土)-2024年3月10日(日)の会期で行われている、MOTコレクション展に行ってきました。 このコレクション展は、会期を区切って行われているもの。わが家からはご近所の東京都現代美術館ですが、土日の美術館が苦手なので割と会期を逃してしまうことが多いんですよね…。 金曜にお休みを取れたので行ってきました。 今回のテーマは「歩く、赴く、移動する」。展示作品は1923-2020年となっています。 特集展示として、「横尾忠則 水のように」「生誕100年 サム

          MOTコレクション 歩く、赴く、移動する (前編)