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必見!妊娠中のストレスケアの方法

●「ストレスがない」生活はできない

恐らく大昔から「ストレスのない生活」を送っている人間はいなかったはず。
そして、アメリカナイズされた生活をしている現代の日本人が日々感じているストレスには計り知れないものがあります。

普段健康体を保っている人であっても、ストレスが蓄積すれば動悸、胃痛、嘔吐感、頭痛などに見舞われるようになってしまいます。

●妊娠期間中は特に危険です

そして、それらのストレスによるリスクが最も高まるのは妊娠期間中であると言われています。

単に「体質が変化する」というのもその理由の一つではあります。

ただ、最大の原因はそれではなくて「妊婦自身が、お腹の中にいる胎児のことを絶え間なく心配する」ということにあるとされています。

もっと休んだ方が良いのだろうか?
これくらいの運動で足りているのだろうか?
食生活はこのままで大丈夫なのだろうか?

などと言った、不安が常につきまとうことになりますよね。


●ストレスは妊婦さんに具体的にどのような影響を与えるか?

ただ、妊娠期間中だからと言って全てのストレスに耐えられないというわけではありません。もちろん、妊娠していない女性や男性と同じく「付き合っていけるストレス」もあるのです。

しかし、実はその「付き合っていける」ということが落とし穴。
だからこそ、知らず知らずのうちにストレスを蓄積させてしまって、妊婦さんにも胎児にも多大な悪影響が及んでしまう恐れがあります。

「絶えず掛かってくるストレス」は、脳内物質の調和を乱します。
そうなれば、炎症に見舞われやすくなってしまい、胎児の成長を妨げる恐れがありますし、もちろん母体の健康状態にも響きます。
なぜなら、妊婦さんの血行が悪くなり、胎児が正常に成長できるだけの栄養分が行き届きにくくなるからです。

また、極度にストレス過多であり、かつその状態がある程度続いてしまうと、流産してしまう恐れさえあります。


●ストレスにはヨガや瞑想が良い

先述の通り、「ストレスを自覚していない」としても、ストレスケアに取り組むことが特に妊婦さんにとっては重要です。

そのために最も推奨されているのが、ヨガや瞑想です。

まず、ヨガが身体に良い事はもちろんですが、メンタル面にも好ましい影響を与えるとされています。

ヨガに期待できる具体的な効果としては、

・リラックス
・ストレス解消
・体調を整える
・心臓病や高血圧など慢性的な不調の改善
・心身の苦痛の軽減
・鬱の改善
・不安を和らげる
・不眠症の改善

などがあります。


実際、妊婦さん数名にヨガを8週間継続させたところ、不安の度合いが軽くなったという実験結果があります。(平成26年 イギリスマンチェスター大学)

また、ヨガの講師であるジョン氏は「ヨガを継続的に行うことで、緊急的な帝王切開をする確率が低くなりますし、出産する際の痛みが減ることが明らかになっています」と語っています。

妊婦さん向けのヨガのポーズもありますので、呼吸法などを取り入れながら行ってみてはいかがでしょうか。


そして瞑想。これにも不安やストレスを軽減する作用があり、そのことを立証する様々なデータが存在しています。

実際「継続的に瞑想を行っていた妊婦さんには、健康な赤ちゃんが産まれた」という実験結果があります。また、それだけでなく、生後5カ月の段階で乳幼児がかんしゃくを起しにくい気質に成長していたそうです。

●妊婦さんだからこそできる瞑想とは?

では、妊娠期間中におすすめの瞑想の仕方を紹介していきましょう。

姿勢は、あぐらか正座。もしくはイスなどに座りながら行うと疲れにくくなるのでおすすめです。

一般的な瞑想とは違い、「胎児に気持ちを向ける」のが大事です。

具体的には、

1:まずは普通の瞑想をする(何も考えない)
2:骨盤に気持ちを向けて、息を吐きつつ骨盤がぐにゃぐにゃになっていくことを想像する
3:子宮の存在を意識する
4:胎児が羊水に心地よく浮かんでいる姿を想像する
5:妊婦さんである自分自身は別の大きな海に浮かんでいる様子をイメージする
6:「羊水」「胎児」「自分自身」「海」の境目を気持ちの中で徐々になくしていく

こうすることで、瞑想の初心者であっても自然に涙をこぼすほどのリラックス効果が得られることもあるのだとか。

「妊婦だからこそできる瞑想」をぜひ試してみてくださいね。


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